(2755) トゥームレイダー ファースト・ミッション
【監督】ローアル・ユートハウグ
【出演】アリシア・ビキャンデル、ドミニク・ウェスト、ダニエル・ウー、ウォルトン・ゴギンズ、クリスティン・スコット・トーマス
【制作】2018年、アメリカ
PCゲーム「トゥームレイダー」の映画化作品。アンジェリーナ・ジョリー主演「トゥームレイダー」の前日譚。
資産家の娘、ララ・クロフト(アリシア・ビキャンデル)は、行方不明の父リチャード(ドミニク・ウェスト)を探すため、父の残した手掛かりをもとに、ルー・レン(ダニエル・ウー)の船で、日本沖の絶海の孤島にあるという邪馬台国の卑弥呼の墓を探す。たどり着いた島には、トリニティという組織の現地リーダー、マサイアス・ボーゲル(ウォルトン・ゴギンズ)が、漂流者や密入国者を奴隷化して、墓の探索をしていた。ララとルーはトリニティに捕まるが、隙を見てララは逃走。島で隠遁生活をしている父リチャードに再会する。リチャードは、墓の秘密がトリニティに渡るのを阻止することを使命としていた。ララは父に協力すべく、ボーゲルの持つ通信装置を奪うが、墓の入り口を調べていたリチャードがボーゲルに見つかる。ララはボーゲルに代わって墓の入り口のパズルを解き、ボーゲルやリチャードとともに墓の中に入る。途中の罠を潜り抜け、ララらは卑弥呼の墓にたどり着く。卑弥呼は凶悪な伝染病にかかっており、それを封じるために自らの墓を封印していたのだった。ボーゲルの部下の一人が、伝染病に感染して絶命。リチャードも感染してしまう。リチャードは、卑弥呼の感染した指を持ち去ったボーゲルを墓から脱出させないようララに言い残し、卑弥呼の墓をダイナマイトで爆破。ララは死闘の末、ボーゲルの持っていた卑弥呼の指をボーゲルの口に押し込み、ボーゲルに死を与えると、崩壊する卑弥呼の墓から脱出。ララを探していたルーと合流する。
ロンドンに戻ったララは、父が死亡したという書類にサインし、父が保有していた企業グループの経営をアナ・ミラー(クリスティン・スコット・トーマス)に任せるが、彼女こそがトリニティの一味であることに気づく。彼女は金を借りた質店に行き、彼女の代名詞となる二丁拳銃を調達するのだった。
アンジェリーナ・ジョリーの当たり役をアリシア・ビキャンデルが熱演。アンジェリーナ・ジョリーがボヨンボヨンさせながら走る姿に比べると胸は控えめだが、胸の谷間もあらわにアクション全開。全力疾走するシーンは本作でも何度も登場する。卑弥呼の墓に出てくる罠は、ゲームのギミックのようで楽しいし、登山用のピッケルを使って急斜面を登る姿もゲームと重なる。ちょっとゲームを買いたくなった。続編を期待させる終わり方で、次回作が楽しみ。敵役のウォルトン・ゴギンズは「シャンハイ・ヌーン」(2000)や「プレデターズ」(2010)などでちょくちょく見かける悪役顔の俳優。
本作はBS-TBSの土曜デラックスで鑑賞したが、この番組は、冒頭やエンドロールなどのカットが多い、吹替のみ、字幕なし、と、映画ファンとしては残念。本作は話題作なので鑑賞したが、普段はこの番組は録画されていても消してしまうことが多い。BS-TBSの映画番組は総じて最低ランクだ。
【5段階評価】4
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