(2757) レッド・スコルピオン
【監督】ジョセフ・ジトー
【出演】ドルフ・ラングレン、アル・ホワイト、T・P・マッケンナ、M・エメット・ウォルシュ、ルーベン・オージー
【制作】1989年、アメリカ
ドルフ・ラングレン主演のアクション映画。ソ連のスペツナズの活躍を描いている。
ソ連のスペツナズの一員、ニコライ(ドルフ・ラングレン)は、ボルテーク将軍(T・P・マッケンナ)から、アフリカの指導者スンダタ(ルーベン・オージー)の暗殺指令を受ける。スンダタの側近カルンダ(アル・ホワイト)に接近するため、ニコライは酒場でわざと乱闘騒ぎを起こし、カルンダが収監されている牢屋に入ると、中にいたアメリカ人ジャーナリストのデューイ・ファーガソン(M・エメット・ウォルシュ)と3人で監獄を脱走。カルンダがスンダタと合流した夜、スンダタを殺害しようとするが、その行動はスンダタに読まれており、暗殺は失敗。ニコライは気絶させられ、道に放り出される。
ボルテーク将軍は、戻ってきたニコライを首にし、処刑しようとしたため、ニコライはソ連軍を脱走。砂漠をさまよって倒れたところをアフリカの原住民に助けられ、行動をともにするうち、戦士の証であるサソリの紋章を胸に刻まれる。ソ連軍によるアフリカ集落の無差別襲撃を目の当たりにしたニコライは、スンダタの拠点に戻る。スンダタはニコライの胸の紋章を見て、ニコライを仲間と認めると、息を引き取る。ニコライは残された仲間とともにロシアの拠点を攻撃。ニコライに銃を向けたボルテーク将軍を、乗っていたヘリごと強力火器で粉砕するのだった。
ソ連の非情な兵士が、自国のやり方に反発して民衆の味方になるという痛快アクション映画。上半身裸で短パン姿のドルフ・ラングレンの肉体美を愛でる映画と言えるだろう。主人公アビリティ全開で、戦闘シーンは派手で大味。強力な武器を手に入れて敵を無双していくアクションゲームのような作品だった。
本作はテレビ東京系の「シネマクラブ」で観たが、相変わらず吹替のみ、字幕なし、カットあり、とがっかり放映だった。いつもは観ないのだが、本ブログでドルフ・ラングレンの主演映画を扱ったことがなかったのと、残念ながらドルフ・ラングレン主演映画のような「キワ物」は、テレビ東京系にしか期待できない面もあり(MONDO TVとかならあるかもだが)、観てみることにしたのだった。予想通りの作品だったが、タイトルにもなっているサソリの紋章はカッコよかった。
【5段階評価】2
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