(2750) ハイジ アルプスの物語
【監督】アラン・グスポーナー
【出演】アヌーク・シュテフェン、イザベル・オットマン、ブルーノ・ガンツ、クィリン・アグリッピ
【制作】2015年、スイス、ドイツ
ヨハンナ・シュピリの「アルプスの少女ハイジ」の実写映画化作品。
両親を亡くした少女ハイジ(アヌーク・シュテフェン)は、デーテ叔母さん(アンナ・シンツ)に連れられ、山奥の小屋に一人住むアルムおんじ(ブルーノ・ガンツ)とともに暮らすことになる。はじめは断るアルムおんじだったが、素直で純朴なハイジを受け入れる。ハイジは山羊飼いの少年ペーター(クィリン・アグリッピ)とも仲良くなる。ハイジが山の暮らしに慣れた頃、デーテ叔母さんが今度はハイジを無理やりフランクフルトに連れていく。金持ちの家のクララ(イザベル・オットマン)の話し相手になるためで、デーテ叔母さんは報酬目当てでハイジを連れてきたのだった。母の死をきっかけに歩けなくなり、車いす生活のクララには友だちがおらず、ハイジとクララはすぐに仲良くなる。しかし、教育係のロッテンマイヤー(カタリーナ・シュットラー)は、マナー知らずで字も読めないハイジに厳しく当たり、ハイジは心を病んで夢遊病を患う。医者(マルクス・ヘリング)はハイジを山に返すしかないとクララの父ゼーゼマン(マキシム・メーメット)に告げる。クララは悲しむが、ハイジは山に帰り、アルムおんじはハイジの帰りを喜ぶ。しばらくしてクララがお婆さん(ハンネローレ・ホーガー)とともに山にやってくる。クララはハイジと美しい山の中で暮らすうち、自分で歩けるようになる。クララを迎えに来たゼーゼマンとおばあさんは驚き、感激する。クララはハイジとの別れを惜しみつつ山を下りる。ハイジは作家になる夢を抱きながら、山での暮らしを続けるのだった。
「アルプスの少女ハイジ」のハイライトがわかりやすくスピーディに描かれ、楽しく観ることができた。ハイジ役のアヌーク・シュテフェンの笑顔がかわいらしく、ほのぼのとした感動作。アルムおんじ役が「ヒトラー ~最後の12日間~」でヒトラー役を怪演したブルーノ・ガンツだとは気づかなかった。
【5段階評価】4
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