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2024年7月30日 (火)

(2749) The Dog Who Lost His Bark

【監督】ビコ・ニクチ
【出演】マーサ・マローン、イービーン・マクギニティ、スティーブ・ブラウント
【制作】2021年、アイルランド

虐待を受けた犬と少女のかかわりを描いた21分の短編映画。

少女ロイジン(マーサ・マローン)は、母親のエブリン(イービーン・マクギニティ)から、音楽家の父親が公演延期で帰らなくなると聞かされる。エブリンは犬を飼っていいとロイジンに話すが、父親に犬アレルギーがあるため、ロイジンは不思議がる。保護センターでお気に入りの犬を見つけ、オズと名付けるが、オズはかつてバカ犬と呼ばれ虐待を受けて捨てられた犬で、吠えることを忘れていた。
なかなか吠えないオズに、ロイジンがフィドル(バイオリン)を弾いて聞かせると、オズは歌うような声を出す。ロイジンはオズと仲良く遊ぶようになるが、オズは相変わらず吠えなかった。
ロイジンは、母親に父の不在の理由を聞く。エブリンは、父親がジェナディーンという踊り子と浮気して出て行ったと明かす。ロイジンは父親と電話で、犬は欲しくなかったと話す。ロイジンは全く吠えないオズを家から追い出してしまうが、祖父(スティーブ・ブラウント)がロイジンを説得し、みんなでオズを探す。ロイジンはフィドルを使ってオズを見つける。オズはようやくロイジンのフィドルに合わせて吠える。オズを受け入れた家族は、ロイジンとともに楽しく歌を歌うのだった。

話としては、少女が虐待を受けた犬と打ち解けるという単純な内容で、ハッピーエンドのほほえましい作品。ただ、祖父がロイジンに聞かせる話の内容が小難しくてぴんと来なかった。ジェナディーンという「複合名」の意味するところもよくわからなかった。

【5段階評価】2

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