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2024年6月 4日 (火)

(2693) イエスタデイ

【監督】ダニー・ボイル
【出演】ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ジョエル・フライ、エド・シーラン、ケイト・マッキノン
【制作】2019年、イギリス、アメリカ

ビートルズを誰も知らない世界で、ビートルズの歌で有名になっていくミュージシャンの人生を描いた作品。

世界が12秒停電になり、量販店でバイトをしながら音楽活動をしているジャック・マリス(ヒメーシュ・パテル)はバスに轢かれる。気がつくと、誰もビートルズを知らない世の中に変わっていた。ジャックはライブや地元番組でビートルズの歌を自分の曲として歌い始める。すると、有名アーティストのエド・シーラン(エド・シーラン)の目に止まり、彼の前座を務めることになる。エドのマネージャー、デブラ(ケイト・マッキノン)はジャックをデビューさせることにする。ジャックのマネージャーを担当してきた幼なじみで中学教師のエリー(リリー・ジェームズ)は、彼の成功を喜ぶ。ずっと男女の関係にはならずにいた二人は、ホテルの部屋で結ばれそうになるが、直前でエリーは拒み、二人の関係は終わる。
ジャックのデビューを記念するライブの直後、ジャックの知らないレオ(ジャスティン・エドワーズ)とリズ(サラ・ランカシャー)という男女が彼を訪ねてくる。二人はビートルズを記憶していた。責められることを覚悟したジャックだったが、二人はジャックがこの世にビートルズの曲を蘇らせたことに感謝し、ビートルズについて調べたメモをジャックに手渡す。ジャックはメモをもとに海沿いの一軒家を訪ねる。そこには78歳になったジョン・レノン(ロバート・カーライル)が住んでいた。ジャックは長生きしているジョンに会えたことに感激し、エリーへの愛を表現することを決意する。大きなライブで、ビートルズの曲を披露したジャックは、ステージの上からエリーに愛を告白。さらに、ビートルズの曲は自分で作曲したのではないことを告白し、楽曲を無料で公開する。スーパースターの道を自ら閉ざしたジャックはエリーと結ばれ、子ども達にビートルズの曲を楽しんでもらう人生を歩み始めたのだった。

ビートルズの曲の偉大さを再認識させられる作品。パラレルワールドものだが、小難しい理屈を語らないのがよい。ビートルズのほかにコカコーラやハリー・ポッターも世の中に存在しなくなっているというのも面白かった。終盤、見た瞬間に「年をとったジョン・レノンだ」と分かる老人が登場。クレジットに役者名がないのでCGなのかと思ったが、何とロバート・カーライルが演じていた。まあ、長髪真ん中分けにして丸眼鏡かけたらそれっぽくなるのかもしれないが、驚いた。

【5段階評価】4

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