« (2638) ビニー/信じる男 | トップページ | (2640) フィラデルフィア »

2024年4月11日 (木)

(2639) プレイス・イン・ザ・ハート

【監督】ロバート・ベンソン
【出演】サリー・フィールド、ダニー・グローバー、ジョン・マルコビッチ、エド・ハリス、エイミー・マディガン
【制作】1984年、アメリカ

一家を守るために奮闘する未亡人を描いた作品。

酔った少年の銃の暴発で、保安官のロイス・スポルディング(レイ・ベイカー)が死亡。妻のエドナ(サリー・フィールド)、息子のフランク(ヤンクトン・ハットン)、幼い長女のポッサム(ジェニー・ジェームズ)が遺される。エドナは住宅の借金を抱えることになり、銀行員のデンビー(レイン・スミス)は家の売却を勧めるが、エドナは反対。流れ者の黒人、綿花栽培の心得があるというモーゼス(ダニー・グローバー)を家に置いて、綿花栽培を始める。
デンビーはエドナの収入の足しにと、戦争で失明した義弟のウィル(ジョン・マルコビッチ)を紹介し、エドナの家に下宿させることを提案。エドナはしぶしぶ了承する。はじめは干渉を嫌うウィルだったが、次第にエドナ一家に溶け込んでいく。
重労働や大嵐にも耐えながら、綿花は収穫の時期を迎えるが、綿花相場は低く、エドナの収入見込みは借金の返済額に届かない。エドナは、綿花収穫の一番乗りに100ドルの賞金が出ることを知り、家族総出で綿花の収穫を始める。無謀な挑戦にモーゼスは反対するが、エドナの強い意志に従わざるを得ず、労働者を雇い入れることで一番乗りを果たす。モーゼスは喜ぶが、黒人差別者の襲撃を受け、エドナの家を出ることを決める。エドナは悲しむが、モーゼスを勇気づけて送り出す。エドナの一家は教会の礼拝に参加。そこには浮気をして妻(リンゼイ・クローズ)に失望されたウェイン(エド・ハリス)が妻と手を取り合い、亡くなったロイスの横には彼を撃った少年も並んでいるのだった。

エドナの奮闘記ではあるが、エドナの姉で美容師のマーガレットの夫、ウェインが友人夫婦の妻で教師のバイオラと浮気をして、それが妻にばれるというエピソードも進行。1935年頃のアメリカを切り取ったような内容にもなっており、ロイスを撃った黒人少年が引き回しの末、死体のまま木に吊るされるという仕打ちを受けたり、黒人のモーゼスが理不尽な暴力を受けたり、といった様子も描かれていた。

【5段階評価】3

|

« (2638) ビニー/信じる男 | トップページ | (2640) フィラデルフィア »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (2638) ビニー/信じる男 | トップページ | (2640) フィラデルフィア »