(2642) SING/シング: ネクストステージ
【監督】ガース・ジェニングス
【出演】マシュー・マコノヒー(声)、リース・ウィザースプーン(声)、ボビー・カナベイル(声)、ボノ(声)
【制作】2021年、アメリカ
地方の劇場で活躍する動物たちが、より大きな舞台を求めて奮闘する3DCGアニメ作品。「SING/シング」の続編。
地元の劇場で大評判のステージを披露しているバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー/内村光良)ら一団は、ショービズ都市レッドショア・シティでの興行を目指す。伝説の大物歌手クレイ・キャロウェイ(ボノ/稲葉浩志)を仲間に引き入れ、見事なステージを披露するのだった。
やはり音楽の力はすごい。3DCGによる、音楽に負けないダイナミックな映像が、感動を盛り上げる。観ていて思わず声が出るほどの素晴らしい作品だった。ゴリラのジョニー(タロン・エガートン/大橋卓弥)が苦労してダンスを身に付けたり、ステージのボス、ジミー・クリスタル(ボビー・カナベイル/大塚明夫)のわがまま娘ポーシャ(ホールジー/アイナ・ジ・エンド)が主役を明け渡して脇役を生き生きと演じたり、15年間歌ってこなかったクレイがヤマアラシのアッシュ(スカーレット・ヨハンソン/長澤まさみ)のパフォーマンスを目にして歌に加わったり、感動的な話が目白押し。胸が熱くならざるを得なかった。いつもはアニメだろうが何だろうがオリジナル音声で鑑賞するのだが、本作はやはり、MISIAや稲葉浩志のように、音楽活動でしかお目にかかれない人物の声優ぶりが聞けるとあって、日本語吹き替えを楽しんだ。稲葉浩志はライオンの役だが、話し声は甘めのハイトーンだった。
【5段階評価】5
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