(2634) 決断の3時10分
【監督】デルマー・デイビス
【出演】バン・ヘフリン、グレン・フォード、レオラ・ダナ、ロバート・エムハート、リチャード・ジャッケル
【制作】1957年、アメリカ
強盗団のボスを護送する男の死闘を描いた西部劇。2007年に「3時10分、決断のとき」としてリメイクされている。
ベン・ウェイド(グレン・フォード)率いる強盗団が、バターフィールド(ロバート・エムハート)の駅馬車を襲い、抵抗した御者ビル・ムーンズが殺される。その場に居合わせたダン・エバンス(バン・ヘフリン)はベンの逮捕に協力。保安官はベンを3時10分コンテンションシティ発の列車まで護送することにし、生活苦にあえいでいたダンは、200ドルの報酬目的に護送に協力することにする。
ベンは10,000ドルをえさに自分を逃がせとそそのかすが、ダンはベンの申し出を拒否。コンテンションシティにベンがいることを知ったベンの部下チャーリー(リチャード・ジャッケル)は仲間を呼び、護衛の一人アレックス(ヘンリー・ジョーンズ)を撃ち殺してベンとダンを待ち伏せする。バターフィールドは絶望的な状況を前に退散しようとダンに提案するが、ダンは家族のために護送をやり遂げると決断。心配してコンテンションシティまで来た妻アリス(レオラ・ダナ)の制止も振り切り、ベンを連れて駅に向かう。ベンはダンの行動に従い、最後は自ら動き出した列車に乗り込み、ダンもそれに続く。ダンの護送は成功し、アリスとバターフィールドはダンの無事を喜ぶのだった。
主役はダンだが、不敵なボス、ベン・ウェイドも主役級の役どころ。「3時10分、決断のとき」に比べると物語はシンプルで、犠牲者は出るがハッピーエンドになっている。さらに古い西部開拓の時代がうまく白黒で映像化されていた。
【5段階評価】3
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