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2024年4月18日 (木)

(2646) ペギー・スーの結婚

【監督】フランシス・フォード・コッポラ
【出演】キャスリーン・ターナー、ニコラス・ケイジ、バリー・ミラー、ケビン・J・オコナー、バーバラ・ハリス
【制作】1986年、アメリカ

高校時代に戻った女性が、自らの結婚を見つめ直す過程を描いた作品。

冴えないテレビタレントのチャーリー(ニコラス・ケイジ)を夫に持つペギー・スー(キャスリーン・ターナー)は、25年ぶりの同級生パーティに出席。ペギーは高校時代から付き合っていたチャーリーと結婚したが、彼の浮気などが原因で離婚間近。パーティにも夫を同伴せず、娘(ヘレン・ハント)と出席していた。ペギーはパーティで懐かしい友人と再会し、喜ぶが、チャーリーの話題になると顔を曇らせる。パーティの主役となるキングとクイーンが選ばれることになり、キングは、高校時代は本の虫だったがビジネスで成功したリチャード・ノービック(バリー・ミラー)が、そしてクイーンには若々しいドレスで出席したペギーが選ばれる。驚いたペギーはステージ上で卒倒。目が覚めると、そこは25年前の高校時代になっていた。ペギーは混乱しつつも、若い母親(バーバラ・ハリス)や妹のナンシー(ソフィア・コッポラ)との再会に喜び、ボーイフレンドのチャーリーとの付き合いを考え直す。ペギーは、秀才のリチャードに将来ヒットする商品のアイディアを伝えたり、文才のあるマイケル・フィッツシモンズ(ケビン・J・オコナー)に接近したりして、将来進む道を探る。チャーリーは、ペギーが他の男と一緒にいることにショックを受けつつも、ペギーに愛を語り続ける。ペギーは、チャーリーと二度も結婚するなどありえないと考えていたが、リチャードやマイケルとの結婚の道も選べない。ペギーは次第に、元の時代に残してきた子供たちに再会したいと強く考えるようになる。祖父母に会ったペギーは、自分が未来から来たことを告白。祖父(レオン・エイムズ)は時間旅行者がいるという秘密の会にペギーを招き、彼女を元の世界に戻す儀式を行う。停電が起き、ペギーは消失。しかしそれは、チャーリーがペギーをその場から連れ去っただけだった。ペギーはチャーリーの愛を本物と感じ、彼を強く抱きしめる。彼女は元の世界に戻る。
ペギーは、卒倒した後、危篤状態になっており、夢の世界で高校に戻っていたのだった。目を覚ますと、目の前にいたのは壮年のチャーリーだった。チャーリーは浮気相手と別れたことを告げ、ペギーとやり直したい意志を表明。ペギーはチャーリーを受け入れるのだった。

高校時代にタイムスリップするファンタジー作品なんだ、と思い、これはきっといろいろあった末にやっぱり元の夫と結ばれるんだろうと予想して観ていた。チャーリーと結ばれるという意味では半分当たりで、ファンタジーではなく夢の世界のできごとだったという意味では半分外れだった。高校時代と言いながら、ペギーが他のクラスメートよりおばさんくさい見た目であることが気になっていたのだが、夢なら説明がつく(単にメイクの限界だったのかもしれないが)。ちなみに、男の俳優(ニコラス・ケイジ、ジム・キャリーなど)は、女優(キャスリーン・ターナー、キャサリン・ヒックス、など)よりおしなべて10歳ほど若かった。

【5段階評価】3

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