(2638) ビニー/信じる男
【監督】ベン・ヤンガー
【出演】マイルズ・テラー、アーロン・エッカート、キアラン・ハインズ
【制作】2016年、アメリカ
不慮の事故に遭ったボクサーの復活劇を描いた作品。実話に基づいている。
減量に苦しんでいたボクサーのビニー・パジェンサ(マイルズ・テラー)は、コーチのケビン(アーロン・エッカート)の指導のもと、2階級上げてタイトルマッチに挑戦し、見事に勝利。その直後、車の正面衝突の交通事故に遭い、首を骨折。ハローという器具で頭部を固定され、歩けるようになるかすらわからないと医者に言われるが、ビニーは再びボクシングで戦うことを諦めず、ケビンと自宅の地下室でトレーニングを再開。
6か月後、激痛に耐えて麻酔なしでハローを除去。再戦を希望するが相手が見つからない中、1階級上のデュラン戦が決まる。ビニーは序盤は苦戦するものの後半押し返し、12ラウンドを戦い切って判定勝利を手にするのだった。
ボクシングの試合での選手の動きは、殴られてふらついたりする動きが素人っぽく嘘くさいのは残念。それでもクライマックスのデュラン戦は熱い展開。最後に大きな悲劇が起きやしないかとひやひやするが、見事勝利。フィクションだったら出来過ぎだが、実話なのがすごかった。エンドロールでは、実際のビニー・パジェンサや家族の映像が流れる。ビニーは実物と俳優があまり似ていないが、家族やコーチは俳優が本人の特徴をとらえているのが面白かった。イケメン俳優アーロン・エッカートが、腹が出て禿げ上がったコーチのケビンを演じているのも見どころ。
【5段階評価】3
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