(2651) ロビンとマリアン
【監督】リチャード・レスター
【出演】ショーン・コネリー、オードリー・ヘップバーン、ニコル・ウィリアムソン、リチャード・ハリス
【制作】1976年、アメリカ
王の部下の身分から解放された男と修道女となった女の運命を描いた作品。
圧政を敷くリチャード獅子心王(リチャード・ハリス)に歯向かったかどで、相棒のリトル・ジョン(ニコル・ウィリアムソン)とともに死刑を待つ身となったロビン(ショーン・コネリー)だったが、自らの死期を悟った王は、旧友でもあったロビンを赦し、崩御する。王への従属から解放されたロビンとジョンは、古巣のシャーウッドの森に戻り、かつての仲間ウィル(デンホルム・エリオット)、タック(ロニー・バーカー)と再会。ロビンがかつて愛したマリアンが尼僧になったと聞き、ロビンは修道院に向かい、マリアンとの再会を喜ぶ。リチャード獅子心王の跡を継いだジョン王(イアン・ホルム)の指令により、ノッティンガム代官(ロバート・ショー)がマリアンを捕らえに来るが、ロビンはマリアンを連れて森に逃げ込む。マリアンは、戦いに身を投じて便りをよこさなかったロビンにそっけない態度をとっていたが、ロビンが連れ去られた他の修道女を命がけで救出し、彼のもとに悪性に苦しむ農民が集まってくる様を見て、彼が代官や王と戦うことを認める。
ノッティンガム軍がシャーウッドの森に進軍。彼らは森には入らず、平原に出てきたロビン軍を討つ作戦に出る。ロビンはノッティンガム代官に、一騎打ちによる決着を申し込む。長い戦いの末、ロビンは勝利するが、自身も重傷を負い、マリアンはロビンを修道院に連れていく。マリアンは薬を口にし、ロビンにも飲ませる。その薬は毒薬だった。ロビンはマリアンとともに逝く運命を受け入れ、「矢が落ちたところに俺たちを一緒に埋めてくれ」とジョンに頼み、矢を放つ。放たれた矢は空に消えていくのだった。
今どきこういう映画は作らないよなあ、と思える、退屈な昔話のような作品だった(退屈な昔話なんですけど)。オードリー・ヘップバーンが「暗くなるまで待って」以来9年ぶりの映画出演というのがせめてものトピックか。
【5段階評価】2
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