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2024年2月23日 (金)

(2591) マリリンに逢いたい

【監督】すずきじゅんいち
【出演】加藤昌也、安田成美、三浦友和、春川ますみ、久我蛍子、嶋大輔、石野陽子、相楽晴子
【制作】1988年、日本

3kmの海峡を渡って雌犬に会いに行く雄犬と周囲の人達を描いた作品。実話に基づいている。

沖縄の阿嘉島出身の若者、中里大輔(加藤昌也)は、東京での自立に失敗し、故郷に戻って民宿を営むことにする。帰る日、ゴミ捨て場で子犬を見つけ、思わず拾ってしまう。大輔の兄、達郎(三浦友和)は犬に勝手にシロと名付ける。シロは、隣の座間味島の民宿で買われている雌犬マリリンと仲よくなる。大輔がようやく民宿を完成させた頃、大きくなったシロは海を渡ってマリリンに会いに行くようになる。
大輔の民宿に、カメラマン志望の女性、久保田皆美(安田成美)が泊まりに来る。大輔と皆美は次第に親しくなっていく。達郎は何とか民宿をはやらせようと、シロをテレビ局に売り込むがうまくいかず、沖縄本島に連れられてきたシロは野良犬の集団に襲われ、怪我をしてしまう。大輔と達郎は喧嘩になり、落ち込んだ達郎のたばこの火の不始末で民宿は全焼してしまう。
マリリンは病気が元で死んでしまう。シロは脚を怪我したまま海を泳ぎ、マリリンの家に向かう。マリリンの飼い主の玉城佐和子(久我蛍子)は父親(河原崎長一郎)と一緒に、マリリンを丘の上に埋葬に行くところだった。シロは追ってきた大輔と皆美と一緒にマリリンを見送る。皆美は許嫁との結婚のため、沖縄を去ることにする。皆美を追う勇気の出なかった大輔だったが、シロに励まされ、皆美を追いかけ、船で皆美の向かった空港にボートを走らせる。結婚を迷っていた皆美は大輔と再会するのだった。

シロ役の犬は実際のシロだそうで、自然なふるまいは役者犬さながらだった。実話に基づくと言いながら、主人公が幼い妹の死という心の傷を抱えていたり、民宿が全焼したり、と、感傷的な事象を詰め込みすぎた感があった。

【5段階評価】3

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