(2544) 劇場版 田園ボーイズ
【監督】西海謙一郎
【出演】有澤樟太郎、伊万里有、松浦祐也、田中尚輝、木下ほうか、三津谷葉子、遊井亮子、山谷花純
【制作】2020年、日本
テレビドラマ「田園ボーイズ」の劇場版。田舎のホストクラブで起きる大騒動を描いたコメディ。
田舎町のホストクラブ「田園」では、オーナーのカタオカ(伊万里有)のもと、ガソリンスタンド店員のシンジ(有澤樟太郎)、公務員のヤスオ(田中尚輝)、農家の息子ジロウ(松浦祐也)が働いていた。そこにシンジの父親(木下ほうか)がリュウセイの名で働くことになる。固定客を増やすため、5人が地元の映画出演者オーディションに参加したところ、風采の上がらないジロウがゾンビ役に抜擢される。それが有名女優ミソノ(遊井亮子)の目に止まり、彼女が田園で盛り上がっている写真をSNSに上げたことで店は大繁盛。
カタオカが一人、店で苦しみ出す。シンジは、店内で大量のケーブルに繋がれたカタオカを発見。実はカタオカは片岡博士(尾関高文)が作り出した戦闘用レプリカントだった。謎の男(池田良)がデータを得るためにカタオカのリミッターを解除。暴走したカタオカはジロウやヤスオ、シンジに襲いかかる。シンジは死闘の末、カタオカの暴走を止める。片岡博士はカタオカを回収し、暴走しないよう改良したカタオカをシンジらの元に送り届ける。レプリカントのカタオカのもと、新装開店した「田園」は、今日も多くの客で賑わうのだった。
テレビドラマの続編なので、オリジナルを知っていた方は楽しめるが、事前情報なしに見ると、序盤は典型的なコメディだったのが、中盤からシリアスなSFものになり、「これは何を見せられているんだ」とおいてけぼりになる。作品全体をコメディだと知った上で観ないと迷子になる作品だった。テレビドラマファンへのご褒美的な作品であり、テレビドラマを見ていなかった自分の評価は残念ながら2。
【5段階評価】2
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