(2547) 劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族
【監督】岩合光昭
【出演】中村倫也(声)、岩合光昭(声)
【制作】2021年、日本
ねこの暮らしを撮影したドキュメンタリー的な作品。「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」の続編。
北海道の牧場で暮らすネコの家族と、ミャンマーのインレー湖にある水上の村に住むネコの一家を追っている。
北海道では、子牛の牛舎に住み着いているネコ家族と、大人の牛の牛舎にいるネコ家族の両方を取り上げ、子猫の成長を中心に描いている。
ミャンマーの方では、湖上の簡素な家で、人間の親子三人家族と、親子四匹のネコ一家がともに暮らす様子を描いている。
ナレーションは中村倫也で、ところどころ岩合光昭の声も混じるのだが、ここは全編中村倫也の方がいいのではないかと思った。しかも、撮影の状況やネコの生態などの解説部分で岩合光昭がしゃべり、ネコに語りかけるのは中村倫也がやるといったような役割分担が不明確で、岩合光昭が結構ネコに呼びかけるのが、聞いていて気持ち悪かった。どうしても監督が自分でしゃべりたかったのだろうか。観客目線で自分でしゃべることにしたようには思えないのだった。
作品全体としては、大きな事件や冒険があるわけでもなく、素晴らしい風景や珍しい光景が際立つわけでもない、いい意味でほのぼのした、悪い意味では退屈な内容だった。
【5段階評価】2
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