(2530) 愛は静けさの中に
【監督】ランダ・ヘインズ
【出演】ウィリアム・ハート、マーリー・マトリン、パイパー・ローリー、フィリップ・ボスコ
【制作】1986年、アメリカ
聾学校の教師と、聾唖の女性従業員との恋を描いた作品。
聾学校の教師ジェームズ・リーズ(ウィリアム・ハート)は、学校で清掃員をしているサラ・ノーマン(マーリー・マトリン)という美しく若い聾唖の女性に興味を持つ。ジェームズは彼女に会話を教え始め、二人は恋に落ちていく。サラはジェームズの愛を受け入れつつも、彼が自分に声を出させようとすることに抵抗する。ジェームズは彼女に声を出すことを強要しないようにしながらも、自分の思い通りにならないサラにいらだちを覚えてつらくあたってしまい、サラはジェームズの元を離れてしまう。ジェームズはサラの母親(パイパー・ローリー)の家を訪ね、サラに会いたいと話す。サラはジェームズに会わないことで寂しさを感じるようになる。サラは聾学校の卒業パーティに出席してジェームズに再会。二人は再び心を通わせ合うのだった。
本作でアカデミー主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンは、本人も聴覚障害者。作品内では障害者の差別のような暗い描写はなく、男女の思いがすれ違う要素として、聴覚障害が取り上げられている形式。恋物語自体はさほど特徴的ではなかったが、公開当時21歳のマーリー・マトリンの美しさは出色だった。
【5段階評価】3
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