(2532) ガメラ3 邪神覚醒
【監督】金子修介
【出演】中山忍、前田愛、山咲千里、手塚とおる、藤谷文子、小山優
【制作】1999年、日本
巨大怪獣ガメラの活躍を描いた作品。「ガメラ2 レギオン襲来」の続編。
ガメラに両親を殺された過去を持つ中学生の比良坂綾奈(前田愛)は、奈良県のほこらで産まれた怪獣にイリスと名付け、ガメラを倒す思いをイリスに込める。イリスは成長し、綾奈と一体化しようとするが、綾奈を心配する同級生の守部龍成(小山優)は、綾奈を救い出す。綾奈は病院に運び込まれるが、内閣官房の朝倉美都(みと)(山咲千里)は綾奈を京都に連れ去る。鳥類学者で巨大怪獣ギャオスに詳しい長峰真弓(中山忍)は、ガメラと心を通わせる能力を持つ草薙浅黄(あさぎ)(藤谷文子)と合流し、朝倉とつながりのあるプログラマー、倉田真也(手塚とおる)に導かれて朝倉が連れ去った綾奈を発見。一同は京都駅に向かうが、そこに、綾奈との一体化を目指すイリスが現れる。そこにガメラもやってきてイリスと戦う。イリスはガメラを倒して綾奈を体内に取り込む。綾奈はイリスの体内で、イリスが綾奈の親戚を皆殺しにしていたことを知る。ガメラは再び立ち上がってイリスを倒し、イリスの体内から綾奈を救い出す。その後、ギャオスの大群が日本に集結していることが判明。ガメラは深手を負いながらもギャオスに立ち向かうのだった。
イリスの造形は、序盤は触手がウネウネしていながらもなかなかセンスがよく、最終形態は「ヱヴァンゲリヲン」を彷彿とさせた。政府の動きや報道の描写はリアルで、「シン・ゴジラ」への流れも見て取れる。中山忍と前田愛のかわいさが、作品に花を添えていた。
【5段階評価】3
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