(2539) メカゴジラの逆襲
【監督】本多猪四郎
【出演】佐々木勝彦、藍とも子、平田昭彦、睦五朗
【制作】1975年、日本
巨大怪獣同士の戦いを描いた怪獣映画。「ゴジラ対メカゴジラ」の続編。
地球征服をもくろむ宇宙人ムガール(睦五朗)は、人類に恨みを持つ科学者、真船博士(平田昭彦)を味方に付け、ゴジラに倒されたメカゴジラの復活と、巨大怪獣チタノサウルスの支配を企てる。海洋開発研究所の一ノ瀬(佐々木勝彦)は、海中に沈んだメカゴジラ探索の手がかりを得るため、インターポールの村越(内田勝正)とともに、真船博士の屋敷を訪ねるが、応対したのは真船博士の娘、桂(藍とも子)。桂は父は死んだと告げる。桂は一ノ瀬に好意を抱くようになるが、桂はムガールの星の科学力によって死から生還したサイボーグだった。ムガールは、改めて地球人に対する桂の憎悪を蘇らせる。ムガール一味は、メカゴジラと桂の頭脳を連結し、チタノサウルスとメカゴジラを解き放つ。そこにゴジラが現れ、二体と死闘を繰り広げる。ゴジラは苦戦を強いられるが、チタノサウルスの弱点となる超音波と、ムガールの秘密基地に潜入した一ノ瀬の活躍で、桂の頭脳と一体化したメカゴジラの弱体化に成功し、ゴジラはメカゴジラとチタノサウルスの退治に成功。ゴジラは海に帰っていくのだった。
序盤は「ゴジラ対メカゴジラ」の戦いのシーンをダイジェスト版として映す。ゴジラが、興味本位で怪獣に近づいた子どものピンチを救うという、安易なヒーローもののような展開。制御不能な怪獣同士の戦いではなく、勧善懲悪ものになっていて悪者を退治したゴジラが海に帰っていくという、ご都合主義的な内容だった。女性サイボーグと人間の男性の実らぬ恋というドラマがあったのはよかった。
【5段階評価】2
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