(2517) さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-
【監督】りんたろう
【出演】野沢雅子(声)、池田昌子(声)、肝付兼太(声)、江守徹(声)
【制作】1981年、日本
松本零士の漫画が原作のアニメ「銀河鉄道999」の続編。
機械化人と戦うゲリラ部隊に身を投じている星野鉄郎(野沢雅子)は、銀河鉄道999に乗りなさいというメーテル(池田昌子)のメッセージを手に入れ、再び999に乗り込む。鉄郎はメーテルの故郷ラーメタルでメーテルを探すが、機械化人の襲撃を受けミャウダー(富山敬)という青年に助けられる。ミャウダーに助けられて駅に戻った鉄郎は、メーテルと再会。二人は終点、大アンドロメダに到着する。死んだはずのプロメシューム(来宮良子)の魂は生きており、メーテルは母親のプロメシュームに従うが、機械化人の生命が、生身の人間の命の犠牲の上に成り立っていると知った鉄郎は、生命工場の破壊を開始。プロメシュームは黒騎士ファウスト(江守徹)に、鉄郎を倒すよう命じる。鉄郎は命の火を抜き取られようとしている人々を救出して999に乗り込む。ファウストも999に現れ、鉄郎と一騎打ちに挑むが、勝ったのは鉄郎だった。ファウストは宇宙空間に現れた、機械化生命をむさぼるサイレンに吸い込まれながら、成長した息子の姿に満足する。ファウストの正体は、鉄郎の父親だった。鉄郎は地球を目指して999に乗り込むが、メーテルは999に乗らなかった。メーテルは鉄郎の青春の中にのみ存在するのだった。
原作同様、文学的な内容。一応の種明かしということで、鉄郎の父親の正体や、プロメシュームとメーテルが、ラーメタルに住む親子だったこと、車掌(肝付兼太)が服を脱いで本体(完全に透明な体で光る目すらない)を明かす、といったシーンがある。子供向けアニメにしては長い作品で、眠くなる内容だった。
【5段階評価】2
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