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2023年6月 3日 (土)

(2465) 里見八犬伝

【監督】深作欣二
【出演】真田広之、薬師丸ひろ子、千葉真一、松坂慶子(声)、志穂美悦子、京本政樹、夏木マリ、目黒祐樹
【制作】1983年、日本

闇の軍勢を倒す戦士たちの活躍を描いたSF時代劇。

不老不死の妖怪、玉梓(たまずさ)(夏木マリ)と蟇田素藤(ひきたもとふじ)(目黒祐樹)は、宿敵、里見一族の静姫(薬師丸ひろ子)を狙う。侍志望の若者、犬江親兵衛(真田広之)は、山中を逃げる静姫を見つけ、彼女をさらおうとするが、静姫を守る使命を負った八犬士の犬山道節(千葉真一)と犬村大角(寺田農)が現れ、新兵衛を追い払う。道節は、静姫と八犬士の関係を静姫に話し、玉梓と素藤の討伐に向かうよう説く。
愛する義妹の浜路(岡田奈々)を失った怒りに燃える犬塚信乃(しの)(京本政樹)と、誰も愛さず愛されない運命を背負った女暗殺者、犬坂毛野(いぬさかけの)(志穂美悦子)が仲間に加わり、静姫らは残る犬士を探す旅に出る。新たな仲間、犬田小文吾(こぶんご)(苅谷俊介)、犬川荘助(そうすけ)(福原拓也)が加わるが、犬士の証である光る玉を持たない親兵衛は、道節から立ち去るよう命じられる。道節のもとを去った親兵衛は、玉梓の軍勢にさらわれ、玉梓から、自分が親兵衛の母親だと教えられる。親兵衛の手首のあざがその印だった。
犬士の玉を授かった闇の軍勢の武将、犬養現八(げんぱち)(大場健二)は、捕らえられた親兵衛を助け出し、犬士の玉に導かれて道節のもとに現れる。親兵衛は、闇の軍勢によって呪いをかけられており、静姫に襲い掛かるが、雷に打たれ倒れる。目が覚めた親兵衛の手には「仁」と書かれた玉が握られており、手首のあざは消えていた。こうして八犬士が揃い、静姫と親兵衛は愛し合うが、そこに現れた大蛇によって、静姫は闇の軍勢に連れ去られてしまう。親兵衛たちは、妖怪を討つことができる弓を携え、闇の軍勢の居城に向かう。仲間が次々と犠牲になりながらも、本丸にたどり着いた親兵衛は、静姫とともに玉梓と素藤を成敗する。
静姫を城に送り届けた親兵衛は、静姫との身分の違いを感じながら城を後にし、荒れ地で、命を落とした七人の犬士の墓を建てる。すると、そこに馬に乗った静姫が現れる。二人はともに生きていくことを決め、手を取りながら馬で走り続けるのだった。

魔界転生」や「伊賀忍法帖」と同系統のエログロ歴史絵巻。夏木マリの豊かなおっぱいも見どころ。いかにも特撮の巨大ムカデ妖怪などが登場するようなチープさもあるが、仲間を増やしながら巨大な敵に立ち向かう物語には、正道RPGを進めているようなわくわく感があった。

【5段階評価】4

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