(2463) メンフィス・ベル
【監督】マイケル・ケイトン=ジョーンズ
【出演】マシュー・モディーン、テイト・ドノバン、ビリー・ゼイン、デビッド・ストラザーン、ジョン・リスゴー
【制作】1990年、イギリス、アメリカ
米軍爆撃機の乗組員の死闘を描いた作品。
ドイツの工場爆撃の任務を果たすため、デニス(マシュー・モディーン)やルーク(テイト・ドノバン)ら10人は、爆撃機メンフィス・ベルに乗り込み、基地を出発。爆撃機の編隊は、ドイツ軍戦闘機の攻撃や地上からの砲撃を受け、数を減らしていく。煙幕で爆撃手のバル(ビリー・ゼイン)は工場を発見できず、デニスは旋回して再度爆撃を試みることを選択。ついに煙幕が晴れ、爆撃に成功する。しかし、帰途での攻撃でダニー(エリック・ストルツ)が負傷。バルは出血多量のため基地まで持たないと判断し、パラシュートを付けてドイツの領域に落とす方法を取ろうとするが、仲間の説得により思いとどまる。機銃など重いものを投下して何とか基地に接近したメンフィス・ベルは、出てこない片輪を手動で出し、着陸に成功。仲間が熱く出迎えるのだった。
爆撃機に焦点を当てつつ、途中で家族を戦争で失った遺族の手紙などを織り交ぜながら、戦争の悲惨さを描いている。狭く不自由な爆撃機の空間の中で、若者たちが狂気と隣り合わせになりながら必死で任務を全うしようとする姿が克明に描写されている。
爆撃主バルを演じたビリー・ゼインは、「タイタニック」で悪役の富豪を演じている。
【5段階評価】3
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