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2023年5月 8日 (月)

(2461) ルパン三世

【監督】北村龍平
【出演】小栗旬、黒木メイサ、玉山鉄二、綾野剛、浅野忠信
【制作】2014年、日本

モンキー・パンチの漫画「ルパン三世」の実写化作品。クレオパトラの首飾りを狙う攻防を描いている。

義賊組織「ザ・ワークス」を束ねるトーマス・ドーソン(ニック・テイト)は、ルパン三世(小栗旬)ら新旧の泥棒を呼び寄せ、自分の地位を後継者に譲ることを宣言。初回オリンピックのメダルを手に入れた峰不二子(黒木メイサ)がその座につくことになる。ザ・ワークスが集めた財宝が披露され、その中にはルビーが外されているという曰く付きのクレオパトラの首飾りがあった。その場にいたマイケル・リー(ジェリー・イェン)はドーソンを裏切り、ドーソンの邸宅を襲撃した仲間とともにクレオパトラの首飾りを奪って逃走。ドーソンはマイケルの仲間に撃ち殺されてしまう。マイケルは首飾りのルビーを持つセキュリティ会社の富豪、モムラーチャオ・プラムック(ニルット・シリチャンヤー)に取り引きを持ちかけ、ルビーを買収しようとするが、逆に首飾りを買い取られてしまう。マイケルは生き別れとなった実の妹と信じる不二子のために、完成した首飾りを求めていたのだった。マイケルとルパンは手を組むことにし、仲間の次元大介(玉山鉄二)と石川五右衛門(綾野剛)、ピエール(キム・ジュン)、さらにハッカーのヨゼフ(ジャエンプロム・オンラマイ)とともに、堅牢を誇るプラムックのセキュリティ施設に挑む。
ルパンとマイケルは、それぞれ銭形警部(浅野忠信)とタイ軍のナローン大佐(ウィッタヤー・パンシリガーム)に変装して施設に入り込むと、ヨゼフがハッキングして施設内のセキュリティシステムを無力化。プラムックの犯罪に関するデータをタイ軍に送り込む。ルパンとマイケルは金庫に保管されたクレオパトラの首飾りを手にするが、直後に金庫室にロックがかかり、室内の空気が抜かれていく。ルパンは持っていた爆薬で一か八か扉を爆破しようとする。マイケルはルパンを救うため、ルパンを金庫の中に押し込んで爆弾を起爆。マイケルは命を落とす。ルパンは一命を取り留めるが、金庫室から出たところで捕らえられてしまう。仲間達もプラムックの部隊に取り押さえられていた。そこに銭形警部とナローン大佐が軍隊を引き連れて到着。悪事を暴かれたプラムックは逮捕されてしまう。銭形警部は首飾りを受け取ってルパン達を見逃すが、首飾りは偽物。ルパン達は無事に逃げおおせる。
日本に戻ったルパンは、不二子に首飾りをプレゼントするが、不二子は銭形警部にルパンの居場所を知らせており、首飾りを持って逃走。ルパンと次元、五右衛門は大笑いして、銭形警部の追撃から逃げるのだった。

見ていて恥ずかしくなるようなキザなやりとりが多いが、役になりきることでギリギリ見てらんない感を乗り越えていた。アニメの影響力がすごく、ルパンや銭形警部、次元の口ぶりに、自ずとアニメでの雰囲気を探してしまった。寄せすぎるとものまねになるし、別物すぎると違和感がある中、ほどよい演出だった。
また、全編を通して英語のセリフが多く、邦画でここまでこだわるかという気もしたが、英語にすることでキザなやりとりが目立たなくなる効果はあった。小栗旬の妻、山田優がキャビンアテンダント役でちょこっと登場している。

【5段階評価】3

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