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2023年5月 4日 (木)

(2458) 名探偵コナン ハロウィンの花嫁

【監督】満仲勧
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、古谷徹(声)、湯谷敦子(声)、高木渉(声)、山口由里子(声)
【制作】2022年、日本

名探偵コナンシリーズ第25作。「名探偵コナン 緋色の弾丸」の続編。

タレコミに基づき張り込みをしていた公安の安室透(古谷徹)は、首輪型の爆破装置を付けた男と遭遇。装置は爆発し、仲間を助けようとしていた安室は謎の人物に同じ首輪を付けられる。安室はコナン(高山みなみ)を呼び出して、身動きが取れない自分の代わりに捜査への協力を要請し、3年前の事件の話をする。彼は3年前、警察学校の仲間とともに、プラーミャと呼ばれる爆弾犯を発見。爆弾自体は爆弾処理を担当する松田陣平(神奈延年)が何とか処理するが、犯人は取り逃していた。安室の首輪の爆弾は、3年前の事件の時に処理したものと同様、ピンクと水色の液体が混ざることで爆発する仕組みだった。
目暮警部(茶風林)の元同期の村中(三宅健太)が、ロシア人のクリスティーヌ・リシャール(山口由里子)と結婚式を挙げることになる。彼女宛のプレゼントを受け取りに雑居ビルに入ったコナンは、そこにあった時限爆弾の爆発に巻き込まれそうになり、間一髪で脱出。コナンから事情を聞いていた佐藤刑事(湯谷敦子)のもとに、千葉刑事(千葉一伸)を人質にとった人物から、松田刑事を呼ぶよう脅迫する電話が入る。松田刑事はすでに殉職しており、代わりに高木刑事(高木渉)が電話の主のもとに向かう。そこにいたのはロシア人の集団だった。彼らはプラーミャに家族を殺された過去を持ち、プラーミャへの復讐を狙っていた。高木を追っていたコナンの情報を元に警察が踏み込むが、ロシア人一団は脱走する。
自分たちが狙われていると考えた村中は挙式を中止しようとするが、クリスティーヌのもとに、結婚式を中止するなという脅迫のメッセージが届く。二人は警察の監視の中、結婚式を執り行う。コナンは、プラーミャの招待に気づき、プラーミャに恨みを持つ集団に真実を告げに行く。彼らはコナンとともに結婚式場に現れる。プラーミャの正体は、クリスティーヌだった。彼女は自分を知る人物を抹殺するため、渋谷全体を爆発させる計画を立てていた。プラーミャは式場を抜け出てビルの屋上に向かう。しかし彼女の呼んだヘリのパイロットは安室だった。安室は仲間の奮闘によって爆弾の無力化に成功しており、プラーミャは単身でヘリに乗り込み、安室に付けた爆弾を爆発させようとするが、代わりにヘリの中で爆発が起きる。安室はヘリに飛び移るとプラーミャと格闘。ヘリは渋谷に落下し、村中によってプラーミャは取り押さえられる。渋谷の街に仕込まれた爆破装置が起動し、2種類の液体が渋谷交差点に向けて流れ始めるが、コナンは阿笠博士(緒方賢一)の作った巨大サッカーボールを使って流れをせき止めることに成功するのだった。

事件の規模を大きくした結果、渋谷全体に二種類の液体が流れて大爆発が起きるという常識外れな展開で、その解決方法も巨大サッカーボールを膨らませて流れをせき止めるという漫画のような展開(まあ漫画原作なんですけども)。犯人の目的も大雑把だし、犯人が挙式を実行する意味も分からない。ヘリのパイロットが安室だったり、安室に襲いかかるプラーミャを村中が食い止めたり、といった都合のよい展開に何の説明もなかったりして、大味な娯楽作品。こうなると渋谷の実在の建物もステマに見えてしまうのだった(実際、ステマなんだろうけど)。

【5段階評価】3

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