(2456) シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
【監督】フィリップ・ラショー
【出演】フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン、ジュリアン・アルッティ、タレク・ブダリ、ディディエ・ブルドン
【制作】2019年、フランス
北条司の漫画、「シティーハンター」の実写化作品。
女好きの凄腕スナイパー、リョウ(フィリップ・ラショー)は、相棒のカオリ(エロディ・フォンタン)と何でも屋をしていた。ある日、ドミニク・ルテリエ(ディディエ・ブルドン)と名乗る男が、とある科学者が作った薬を守ってほしいという依頼を持ってくる。それは、香りを嗅ぐと、付けた相手を好きになってしまうという香水だった。香水には48時間以内であればその効果を解除できる解毒剤がセットになっていた。効果を疑うリョウだったが、ルテリエが試しに付けた香水の香りを嗅ぐと、ルテリエに恋心を抱いてしまう。リョウはカオリにも香水を付けて実験しようとするが、近くで爆発が起き、はずみで公園にいた怪しい男パンチョ(タレク・ブダリ)がカオリの香水を嗅いでしまう。爆発を起こして薬の入ったスーツケースを奪おうとしたのは、海坊主(カメル・ゴンフー)だった。リョウはスーツケースを奪い返すが、鞄は別人の鞄とすり替わってしまっていた。香水の鞄を持って帰ったのは、スキッピー(ジュリアン・アルッティ)という中年男。スキッピーは香水の効果に気づき、大ファンのセクシータレント、ジェシカ・フォックス(パメラ・アンダーソン)に会いに行くことにする。リョウとカオリはスキッピーを追い、パンチョもカオリを追ってくる。
ジェシカの開くランジェリーショーに潜入したリョウとカオリは、スキッピーを発見。香水を手に入れるが、カオリが香水を追う麻薬組織に誘拐されてしまう。リョウはカオリが捕らえられた場所に向かい、カオリを発見。しかしカオリは、無理にはずそうとしたり建物の外に出ると爆発する爆弾を腰に巻き付けられていた。リョウはカオリと協力して麻薬組織を倒すと、カオリを助けるため、自分に爆弾を付け替え、カオリを建物の外に追い出す。パンチョとスキッピーがカオリを車に乗せて走り去ると、カオリの背後で大爆発が起き、カオリは泣き叫ぶ。
香水を回収したカオリは、それをルテリエに返すが、ルテリエは偽物で、カオリの兄ヒデユキ(ラファエル・ペルソナ)を殺した張本人だった。彼は麻薬組織の狙う香水をリョウに預けることで、ヒデユキのかたきを討とうとしているリョウを間接的に抹殺しようとしていたのだ。カオリはそれに気づいており、カオリとルテリエの周囲には警察が張り込んでいた。ルテリエはカオリを人質にとって建物に逃げ込むが、そこにリョウが現れ、ルテリエの持っていた銃を撃ち抜く。リョウは海坊主に助けられて生きていた。海坊主は本物のルテリエから香水回収の依頼を受けており、自分の依頼主が偽物だと知ったリョウは海坊主と協力していたのだった。カオリとリョウは、刑務所行きとなったルテリエに、ライフルで香水の入った銃弾を撃ち込む。ルテリエの周囲にいた囚人達はルテリエに目を輝かせるのだった。
原作のリョウの性格やカオリとの微妙な関係を忠実に表現している。原作への愛を感じるが、話には品がなく、お色気作品としてもおばさんばかりで魅力はなかった。
【5段階評価】2
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