(2454) シノーラ
【監督】ジョン・スタージェス
【出演】クリント・イーストウッド、ロバート・デュバル、ジョン・サクソン、ステラ・ガルシア
【制作】1972年、アメリカ
メキシコ人の指導者の殺害をもくろむ白人集団と闘う男を描いた西部劇。
メキシコ国境の町、シノーラでは、メキシコ人とアメリカ人の土地の奪い合いが問題になっていた。アメリカ人の地主、フランク・ハーラン(ロバート・デュバル)は、腕利きのガンマン、ジョー・キッド(クリント・イーストウッド)に、メキシコ人の指導者ルイス・チャーマ(ジョン・サクソン)の殺害を依頼。ジョー自身、チャーマに対して、知人を捕らえられた恨みがあり、それを引き受けることにする。ところがハーランは情報収集のために罪のない人間を殺害。さらにメキシコ人の町に入ると、姿を見せないチャーマに向かって、現れなければ町の人間を5人ずつ殺していくと宣言する。ジョーはハーランを裏切ることにし、チャーマを知る女性、ヘレン(ステラ・ガルシア)をチャーマのもとに連れていくと、チャーマに法廷に出頭するよう諭す。チャーマは迷った末、それに従うことにするが、ハーランの一味は町で待ち伏せをしていた。ジョーはチャーマ、ヘレンとともに待機中の機関車に乗り込んで町に突っ込み、銃撃戦の上、ハーラン一味を倒す。ハーランは裁判所に逃げ込むが、ジョーがハーランを撃ち殺す。事件は落着し、ジョーはヘレンとともに町を去るのだった。
原題は主人公の名前「Joe Kidd」だが、邦題は映画の舞台となった町の名前になっている。ハイライトは機関車で街のバーに突っ込む場面だが、必然性はなく、当時の作品としては派手で奇抜な演出を狙ったものだろう。主人公には弾が当たらないという主人公アビリティがいかんなく発揮されている。
【5段階評価】3
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