(2448) ペンギン・ハイウェイ
【監督】石田祐康
【出演】北香那(声)、蒼井優(声)、藩めぐみ(声)、西島秀俊(声)、竹中直人(声)
【制作】2018年、日本
森見登美彦の同名小説の映画化作品。町に現れたペンギンの謎を解く小学生の体験を描いている。
勉強と研究に余念のない小学四年生のアオヤマ君(北香那)は、歯科医で働くおっぱいの大きいお姉さん(蒼井優)と仲良し。ある日、町に突然、ペンギンが発生。アオヤマ君はクラスメートのウチダ君(釘宮理恵)とその謎を解くことにする。いじめっ子のスズキ君(福井美樹)に自販機に縛り付けられたアオヤマ君は、お姉さんに助けてもらう。お姉さんはアオヤマ君のぐらぐらした乳歯に気づき、それを抜くため、歯に糸を結びつけて引っ張ろうとするが、アオヤマ君はお姉さんを追いかけてしまいうまくいかない。お姉さんがアオヤマ君の気を引くため、空高く缶コーラを投げると、その缶コーラがペンギンに変化する。アオヤマ君はその現象の謎を解くため実験を続け、お姉さんが晴れた日に物を投げると、それがペンギンに変化することを突き止める。
アオヤマ君のクラスにいるチェス好きのハマモトさん(藩めぐみ)は、アオヤマ君がハマモトさんをチェスで負かした日、アオヤマ君とウチダ君を森の奥に連れて行く。そこには大きな水の球体が浮かんでいた。3人はそれを研究し、海と名付けた球体と、ペンギン、そしてお姉さんに関連があるのではないかと考えるようになる。大人達が森に秘密があると気づき始めたことを知ったアオヤマ君は、お姉さんが実験材料にされないよう、また、ペンギンを出すとお姉さんのエネルギーが減ってしまうと考え、お姉さんにペンギンを出さないようにと告げる。
やがて、ジャバウォックというペンギンを食べる怪獣が出現し、球体は遠くからも分かるほどに巨大化。町には避難命令が出される。アオヤマ君は学校を抜け出してお姉さんに会い、お姉さんは人間ではなく、お姉さんの出すペンギンが海を壊して世界を守ろうとしているのだと説明する。お姉さんはそれを認め、大量のペンギンを生み出すと、アオヤマ君とともに巨大な海に突入。海は破壊され、町に平穏が戻る。お姉さんはアオヤマ君を抱きしめると、アオヤマ君の前から消えてしまう。アオヤマ君は、お姉さんと再会することを信念に、世界の果てに向かって走り続けることを心に誓うのだった。
お姉さんの声がちょっとしゃがれ声で、おばさんぽいのが今ひとつだなと思っていたら、演じていたのが蒼井優だった。もっと声の澄んだ声優の方がよかった。不条理な世界を描いていて、よく分からない内容だが、独創的な作品ではあった。
【5段階評価】3
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- (2467) 優駿 ORACIÓN(2023.06.05)
- (2466) 里見八犬伝(2023.06.03)
- (2465) ムーンライト(2023.05.22)
- (2464) メンフィス・ベル(2023.05.21)
- (2463) ロボコップ(2023.05.11)
「評価3の映画」カテゴリの記事
- (2467) 優駿 ORACIÓN(2023.06.05)
- (2464) メンフィス・ベル(2023.05.21)
- (2462) ブルドッグ(2023.05.09)
- (2461) ルパン三世(2023.05.08)
- (2459) ダウンタウンヒーローズ(2023.05.05)
コメント