(2439) アサシン クリード
【監督】ジャスティン・カーゼル
【出演】マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ、ブレンダン・グリーソン
【制作】2016年、アメリカ、フランス、イギリス、香港
アクションゲーム「アサシン クリード」の実写映画化作品。暗殺者の血を引く男の運命を描いた作品。
少年時代、自分の父親に殺された母親を目の当たりにした経験を持つカラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、殺人の罪で死刑に処されるが、気がつくと研究施設のベッドにいた。傍らにいたソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)は、過去の人物の追体験ができる装置アニマスに彼を接続する。カラムは1400年代後半のスペインの暗殺者アギラール・デ・ネルハの行動を体験する。ソフィアは、人の暴力衝動を抑制する技術を獲得するため、アニマスを使ってカラムに「果実」の入手方法を探らせる。アニマスへの過剰な接続は危険だったが、ソフィアの父アラン(ジェレミー・アイアンズ)は、自らの野望のため、カラムのアニマス接続を強行。アランは、人類の行動をコントロールする方法を手に入れることで、自らの勢力拡大を狙っていた。カラムは、童謡に施設に捕らえられていた仲間とともに反乱を起こす。アランとソフィアは施設を脱出し、「果実」を入手する。アランは教団の集会で自らの業績を披露するが、カラムはアランを暗殺。ロンドンの建物の上からどこかに飛び立つのだった。
建物などの背景や衣装は原作ゲームに忠実で再現度が高い。パルクールの動きや手首の仕込みナイフによるアクションなどもしっかり映像化されている。ただ、致命的なことに物語が分かりにくい。過去の世界で誰と誰が争っているのか、よく分からないし、そもそも過去の記憶を追及できるのなら、カラムを複雑な装置に接続しなくてもよさそう。ラストシーンで、アランがカラムに喉首を切られて殺されるシーンでは、施設内の人が驚くでもなくぞろぞろ建物を退出するのだが、この意味も分からなかった。映像はしっかり作られ、オスカー俳優のマリオン・コティヤールなどそうそうたる出演者だが、陰気でわかりづらい作品だった。原作ゲームは好きなだけに残念。
【5段階評価】3
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