(2428) ヴェノム
【監督】ルーベン・フライシャー
【出演】トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、ジェニー・スレイト
【制作】2018年、アメリカ
マーベル・コミック・ヒーローものの特撮映画。地球外生命体と融合した男の活躍を描いている。
ライフ財団のトップ、カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)は、環境破壊の進む地球を見捨てて別の星に移り住むため、地球外生命体との融合実験を進めていた。地球外生命体を捕らえたライフ財団の宇宙船が墜落し、捕らえた四体のうち一体が逃げ出して人間に寄生する。ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、カールトンの人体実験の事実を暴こうと彼に接近するが、逆に職場を解雇され、恋人の弁護士アニー(ミシェル・ウィリアムズ)にも別れを告げられる。ライフ財団の研究者、ドーラ・スカース(ジェニー・スレイト)は、カールトンの暴走に付いていけなくなり、エディに接近。ドーラとともにライフ財団の研究室に入ったエディは、地球外生命体に寄生されてしまう。それによってエディは、超人的な能力を持つヴェノムとなる。一方、逃げた生命体はカールトンに寄生。エディのヴェノムより強力な生命体となったカールトンは、自分の仲間を地球に呼び寄せるため、ロケットを打ち上げようとするが、エディが死力を尽くしてそれを阻止。カールトンのヴェノムはロケットの爆発に巻き込まれて消滅する。エディはヴェノムを内に秘めたままジャーナリストとして生きていくこととなり、刑務所に厳重に収監されている殺人鬼(ウディ・ハレルソン)の取材に取り組むのだった。
超人的な力がありながら、高周波の騒音に弱いという弱点も持つのが特徴的。特撮はよくできていた。ただ、主人公が覚醒するまでの話が長く、中盤は「ヴェノムまだかなあ」とダレ気味だった。最後の殺人鬼への取材のシーンは次作への振りだが、こういう中途半端な終わり方は好きではない。
【5段階評価】4
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