(2404) 8日で死んだ怪獣の12日の物語
【監督】岩井俊二
【出演】斎藤工、のん、武井壮、樋口真嗣、穂志もえか
【制作】2020年、日本
コロナ禍の中で暮らす男が、カプセル怪獣を育てる様子を追った作品。
コロナ禍で外出自粛を強いられているサトウタクミ(斎藤工)は、通販でカプセル怪獣の卵を購入。もえかす(穂志もえか)の配信番組を見、怪獣に詳しい樋口真嗣監督(樋口真嗣)の助言を得ながら、卵を育てる。卵は日を追って形や数が変わる。タクミはその様子を配信。先輩のオカモトソウ(武井壮)や仲間の丸戸のん(のん)にも状況を伝える。のんは自分も「星人」を買ったとタクミに告げるが、リモートの画面に、その星人は映らず、声も聞こえない。のんはやがて、地球はこのままでいいのか、とタクミに怒りをぶつけ、宇宙留学すると宣言。しかし、それは親の反対で叶わず、星人は宇宙へ帰る。タクミのカプセル怪獣は、最終的にマスクの形になる。タクミは怪獣が自分を守ろうとしていたことに気づくのだった。
前編白黒の実験的な作品。大した落ちがあるわけでもなく、カプセル怪獣の変化の仕方も、あっと驚くというよりは、ふう~んってな感じだった。アドリブ風のやりとりの中に、俳優達、映画制作陣達の真剣な創作意欲、現状打破の執念を垣間見る作品だった。
【5段階評価】2
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