(2405) エベレスト
【監督】バルタザール・コルマウクル
【出演】ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホール、エミリー・ワトソン
【制作】2015年、アメリカ、イギリス、アイスランド
エベレストの遭難事故を描いたパニック作品。
ニュージーランドの登山ツアー会社「アドベンチャー・コンサルタンツ」のロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)は、身ごもっている妻のジャン(キーラ・ナイトレイ)を残し、エベレスト登頂ツアー実施のため、現地入り。ツアーには、妻ピーチ(ロビン・ライト)との関係が微妙になっているベック(ジョシュ・ブローリン)や、初登頂を目指すダグ・ハンセン(ジョン・ホークス)、日本人の難波康子(森尚子)などが参加。ロブはライバルでもある仲間のスコット・フィッシャー(ジェイク・ギレンホール)らと協力しながら、登頂を目指す。ロブは、午後2時には引き返すという方針で登頂を目指し、難波らの登頂は成功するが、ダグは大きく遅れてしまったため、ロブはダグを引き返させようとする。しかし、ダグは登りたいと固辞し、ロブはそれに付き合う。予定を大幅に過ぎてから下山を開始した結果、体力の消耗したダグが足手まといとなり、ロブの下山は難航。さらに天候が悪化し、意識がもうろうとしたダグは崖から落下。一方、登頂を終えた難波らは、視力が低下して登頂を断念したベックと合流して下山するが、下山途中の斜面で滑落。一部は自力でキャンプに向かったが、難波とベックは置き去りにされてしまう。スコットも途中で体力を奪われ、動けなくなる。
猛吹雪により、救助は難航し、難波とスコットは凍死。ロブは国際電話と無線で何度かジャンと話し、生まれてくる娘の名をサラにするよう告げるが、その後、息を引き取る。一方、凍死したと思われたベックは奇跡的に意識を取り戻し、自力でキャンプに戻ってくる。妻のピーチは各方面に働きかけ、ヘリを手配して夫を下山させる。ベックは指や鼻などを失いながらも妻のもとに戻ってくる。しかし、ロブや難波など、多くの人命を失った遭難事件となったのだった。
なぜ危険を冒してまで山に登るのか。人々の登頂への欲望は控えめに描きながら、高度8,000mを超えた死の世界で起きる事件の顛末を写実的に描いている。日本では同時期に、同じエベレスト登山を描いた「エヴェレスト 神々の山嶺」が上映されていたのが印象的。
【5段階評価】4
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