(2394) バルジ大作戦
【監督】ケン・アナキン
【出演】ロバート・ショウ、ヘンリー・フォンダ、
【制作】1966年、アメリカ
第二次世界大戦の「バルジの戦い」を描いた戦争映画。
連合軍が大戦勝利の予感に浮かれていた1944年12月。反撃の機会をうかがっていたドイツ軍は、名将ヘスラー大佐(ロバート・ショウ)をキング・タイガー戦車隊の指揮官に任命。ヘスラー大佐の側近、コンラート伍長(ハンス・クリスチャン・ブレヒ)は、兵士の士気の低下を危惧。ヘスラー大佐が戦車長を呼び寄せると、集まったのは戦闘経験のない若者ばかり。不安を露わにするヘスラー大佐だったが、若者達は「戦車の歌」を足踏みして合唱。コンラート伍長、そしてヘスラー大佐はそれに鼓舞され、戦車隊の指揮を決断する。
ドイツ軍は米兵になりすました霍乱部隊も活用し、アルデンヌ地方にいるアメリカ軍を戦車隊で蹴散らしていく。防戦一方だった米軍だったが、カイリー中佐(ヘンリー・フォンダ)はドイツ軍が燃料不足に陥っていることを突き止める。連合軍の燃料基地に現れた戦車隊に、連合軍のウェーバー少尉(ジェームズ・マッカーサー)やガフィー軍曹(テリー・サバラス)らが燃料をぶちまけ、戦車隊に引火させ、ドイツ軍戦車隊は壊滅。ヘスラー大佐も命を落とす。ドイツ軍の進撃はやみ、大量のドイツ兵は捕虜となる。捕虜の隊列の最後尾には、戦争に傾倒しすぎるヘスラー大佐との決別を決めたコンラート伍長の姿もあった。彼は持っていた銃を捨て去り、捕虜の集団の後を追うのだった。
大量の戦車が登場。ところどころミニチュア模型も活用もあったが、映像はかなりの迫力。作品全体は、戦争映画ではよくある群像劇風の作りで、商売に精を出しつつも戦争に殉じようとするガフィー軍曹や、捕虜の安全確保のためヘスラー大佐との交渉に挑むウォレンスキー少佐(チャールズ・ブロンソン)など、魅力的な人物が複数登場。167分の大作だが物語は分かりやすく、長さを感じない作品だった。
【5段階評価】3
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