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2022年10月18日 (火)

(2397) ピッチブラック

【監督】デビッド・トゥーヒー
【出演】ビン・ディーゼル、アダ・ミッチェル、コール・ハウザー、キース・デビッド
【制作】2000年、アメリカ

不時着した星でエイリアンと戦う人々を描いたSF作品。

宇宙飛行士のキャロリン・フライ(ラダ・ミッチェル)の乗る宇宙船が事故を起こし、近くにあった惑星の重力に引き寄せられる。フライは宇宙船を安定させるため、乗客の乗った区画を切り離そうとするが、同僚のオーエンス(サイモン・バーク)にたしなめられる。宇宙船は地面に衝突し、オーエンスは死亡。宇宙船には犯罪者のリチャード・B・リディック(ビン・ディーゼル)が乗っており、警官バッジをつけたジョンズ(コール・ハウザー)はリディックを拘束するが、リディックは拘束を解いて脱走する。生存者達はフライに感謝の言葉を口にするが、彼女は、乗客を見殺しにしようとたことをフライだけには告白する。その様子を物陰からリディックも聞いていた。
彼らの不時着した惑星には太陽が三つあり、夜がなかった。生存者達は水を求めて周囲を探索。大型生物の死骸などが転がる荒れ地を進むうちに、彼らは人間の研究施設を発見。しかし、人の姿はなかった。生存者の一人、ジーク(ジョン・ムーア)が横穴を見つけ、中を探ると、突如何かに襲われ、命を落とす。フライ達はリディックを疑うが、ジークを襲ったのは謎の生物だった。ジョンズはいったんリディックを信用することにし、リディックの拘束を解く。リディックは、過去に目を手術し、暗闇でも目が見える能力を持っていた。
研究施設の一区画を調べていたアリ(フィラス・ディラニー)は大量の小型飛行生物に襲われ、殺されてしまう。エイリアンは光に弱く、地上は安心と思われたが、22年前に研究施設の人々が死に絶えたのは、惑星に皆既日食が訪れたためだと分かる。フライは、惑星にまた皆既日食が起きることを知り、研究施設に残された小型艇に動力となる電池を運び込むことにする。小型艇の準備を進めるフライに、リディックはジョンズの正体を告げる。ジョンズは警官ではなく、麻薬中毒の賞金稼ぎだった。
太陽電池バギーで電池を運ぼうとするフライ達だったが、皆既日食が始まり、地上に闇が訪れる。すると、地底からおびただしい数のエイリアンが現れ、逃げようとしたシャザ(クラウディア・ブラック)が犠牲となる。生存者達は建物に逃げ込むが、さらにハッサン(サム・サリ)がエイリアンに殺される。彼らは建物を出て、発光装置を纏って歩を進めるが、生存者の一人、パリス・P・オーグルビ(ルイス・フィッツジェラルド)がパニックに陥り死亡。エイリアン達は血の匂いを追っていた。匂いの主は、少年だと思われていたジャック(リアンナ・グリフィス)。ジャックは実は女性で、足手まといと思われないよう男のふりをしていたのだった。彼らは酒瓶をたいまつ代わりに小型艇を目指す。道中、ジョンズはリディックに、ジャックを犠牲にして逃げることを耳打ち。それを拒絶したリディックとジョンズは格闘になり、最後はジョンズがエイリアンに襲われ、命を落とす。さらに足を進める一行だったが、雨が降り出し、酒瓶のたいまつの火が絶え絶えとなる。足を負傷したスレイマン(レス・チャンテリー)がさらにエイリアンの犠牲となり、リディックは生き残っていたフライ、ジャック、そしてイマム(キース・デビッド)を近くの洞窟に退避させ、一人で小型艇のもとに向かう。フライはリディックを追いかけ、残してきた二人のところに戻ると主張。彼らを見殺しにしようと考えていたリディックだったが、フライに説得されて洞窟に戻り、二人を救出する。四人はようやく宇宙船にたどり着くが、リディックがエイリアンに襲われる。助けに戻ったフライだったが、とうとう彼女がエイリアンの餌食になってしまう。リディックはその場を後にして宇宙船に乗り込み、ジャック、イマムとともに、星からの脱出に成功するのだった。

エイリアンが人間を感知する様子を、細かい線が集合したような独特のモノトーン映像で表現。22年ぶりの皆既日食で地上に現れたという設定だが、エイリアンはふだん何を食ってるの、という基本的なところの説明が不足しているのが残念だった。アクションシーンも、暗くてカット割りが細かく、何が起きているのかよく分からないものが多かった。

【5段階評価】3

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