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2022年10月19日 (水)

(2398) 猫侍

【監督】山口義高
【出演】北村一輝、寺脇康文、蓮佛美沙子、浅利陽介、横山めぐみ、津田寛治、斉藤洋介、小野寺昭
【制作】2014年、日本

ひょんなことから猫を飼うことになった侍の活躍を描いた作品。

浪人の斑目久太郎(北村一輝)は仕事を求めて、妻のお静(横山めぐみ)と娘のおハル(岩田月花(るなか))を故郷に残し、街で傘張りの仕事をしながら、職探しをしていた。街では猫好きの親分、相川平八(斉藤洋介)の仕切る相川家と、犬好きの米沢清兵衛(小野寺昭)が親分の米沢家が対立しており、米沢家の三郎太(戸次重幸)は、久太郎の腕を見込んで、相川家の愛猫、玉之丞の殺害を依頼する。五両の報酬に目がくらんだ久太郎は相川家に忍び込み、猫番の島崎新右衛門(寺脇康文)を圧倒して猫に迫るが、猫は殺さず、家に連れ帰る。
玉之丞に気に入られた久太郎は、新たな猫番の前場新助(浅利陽介)を弟子にし、猫の飼育係のお梅(蓮佛美沙子)とともに猫を飼う。新右衛門は、新たに米沢清兵衛の飼い犬の犬番に就く。新助は、米沢家に乗り込み、父親を殺した新右衛門への仇討ちに挑むが歯が立たない。その騒動のすきに飼い犬が逃げてしまい、それを新助が確保。一方、相川家は久太郎の家で玉之丞を発見。双方は飼い犬と飼い猫を交換することにする。双方が距離を置いてにらみ合う中、新助が犬を、新右衛門が猫を連れて中央に歩み寄る。新助は親の敵(かたき)と新右衛門に斬りかかる。そこに久太郎が現れ、新右衛門にただ、猫を返せと要求。新右衛門は素直に猫を返すと、久太郎に勝負を挑む。猫を守ろうとした久太郎に新右衛門が刀を突きつけ、勝負ありとなる。そこに相川平八が現れ、本来は自分の飼い猫である玉之丞を、久太郎の猫だととぼけ、その場を収める。飼い犬を取り戻した米沢家もそのまま撤収する。
人を斬らないことに決めた久太郎は、玉之丞を連れて家族のもとに帰り、妻と娘との再会を果たすのだった。

タイトルを見て、ただのおバカ映画かと思ったが、意外と、それなりにまともな時代劇だった。玉之丞にウィンクされて「萌え~!」と心の中で叫んだり、おかしな自分のテーマソングを歌ったりといったギャグシーンもあり、ユーモアもある。今回視聴したMONDO TVは、Vシネマまがいの駄作を放送することが多いという印象だが、本作はまともだった。

【5段階評価】3

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