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2022年7月10日 (日)

(2390) ドリフト

【監督】ツイ・ハーク
【出演】ニコラス・ツェー、ウー・バイ、キャンディ・ロー、アンソニー・ウォン
【制作】2000年、香港

バーテンダーのタイラー(ニコラス・ツェー)は、店に来た勝気な女性、ウォン(キャシー・チュイ)と一夜をともにする。出会って9か月後、偶然再会した彼女が妊娠していることを知ったタイラーは、自分が妊娠させたと思い込み、彼女に渡す養育費を稼ぐため、アンクル・ジー(アンソニー・ウォン)の経営する護衛会社に入る。彼は資産家ホン氏のパーティの警護にあたることになる。一方、南米の暗殺組織エンゼルに所属していたジャック(ウー・バイ)は、足を洗い、身重の妻ジョー(キャンディ・ロー)と暮らすため、香港に戻る。ジョーの父親は、タイラーが警護するホン氏。ジョーはホン氏のパーティにジャックと出席。ジャックはパーティ会場で、給仕に扮したヒットマンを見つけ、警備のタイラーに知らせる。タイラーはホン氏暗殺を未然に防ぎ、それが縁でジャック夫婦と知り合いになる。
エンゼルのボス、パブロは、ジャックを呼び寄せ、再び仲間となるよう命じるが、ジャックはそれに逆らい、駐車場でパブロを暗殺。トランクに詰められた大金を奪うと、それを九龍駅のコインロッカーに預けて、そのキーをジョーに渡し、ジョーの安全を確保するため、ホン氏の邸宅に送り込む。
エンゼルと組んでいたアンクル・ジーは、ジャックを取り逃したタイラーを疑うが、彼の言葉を信じ、真相を追うことを認める。エンゼルは、ジャックの家を張る。そこに真相を知ろうとしたタイラーが現れ、エンゼルの一味がタイラーを殺害しようとしたため、様子をうかがっていたジャックはそれを妨害。タイラーとジャックはそれぞれ、エンゼルと必死の攻防を繰り返し、何とかエンゼルの攻撃を退ける。
タクシーに乗ってその現場を見ていたジョーは、そのまま九龍駅に向かう。彼女を見つけたタイラーは、タクシーを強奪してそれを追い、駅のロッカーから金を取り出すジョーを発見。そこにエンゼル一味とジャックがやってくる。タイラーは、破水してしまったジョーを守りながら敵から逃れ、建物の一室でジョーの出産を手助けする。ジャックはエンゼルの一味を一人一人仕留め、子を産み終えたジョーと合流し、抱き合う。事件から解放されたタイラーは、病院で、出産を終えたウォンと再会するのだった。

ラブコメのようなオープニングから、ガンアクションへと展開するのだが、物語がけっこうわかりづらい。最初のシーンも、タイラーが警官なのか、ウォンが警官なのか、どっちもおとり捜査官なのか、よくわからないし、実際はウォンが警官なのだが、そのことは物語と全く関係ないので、どうでもいいのだった。その後のエンゼルとジャックの攻防戦も、カット割りが不連続で、何がどうなっているのかつながりがよくわからない。立体駐車場や高層アパートで危険なパルクールアクションが行われていて、それ自体は見ごたえがあるのだが、誰が攻撃して誰が防御しているのか、誰がどの車に乗っているのか、といったあたりが「一回見ればわかるでしょ」的な不親切なつくりになっているので、観客は「これは味方を攻撃しちゃってるんだよな」とか、半分想像しながら観なくちゃいけない。パブロの暗殺も、誰が死んだのか、本当に撃ったのか血糊をぶつけただけの狂言なのか、よくわからないとか、何かと描写が説明不足だった。

【5段階評価】3

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