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2022年3月20日 (日)

(2380) ピーターラビット

【監督】ウィル・グラック
【出演】ジェームズ・コーデン(声)、ドーナル・グリーソン、ローズ・バーン、サム・ニール
【制作】2018年、アメリカ、オーストラリア、イギリス

ビアトリクス・ポターの絵本が原作の3DCG作品。青いジャケットを着たうさぎの活躍を描いている。

父親の形見である青いジャケットがトレードマークのうさぎ、ピーター(ジェームズ・コーデン)は、いとこのベンジャミン(コリン・ムーディ)、三人姉妹のフロプシー(マーゴット・ロビー)、モプシー(エリザベス・デビッキ)、カトンテール(デイジー・リドリー)とともに、野菜を育てているマグレガーおじさん(サム・ニール)の庭に忍び込み、野菜をせしめる。マグレガーおじさんはついにピーターを捕まえるが、心臓の発作で急死。親戚に当たるトーマス(ドーナル・グリーソン)がマグレガーおじさんの屋敷を相続する。潔癖症で出世欲の強いトーマスは、ライバルの昇進にショックを受けて店内で暴れたため、勤めていたハロッズを首になっており、屋敷を売った金でおもちゃ屋を開こうと考える。
屋敷の下見に来たトーマスは、隣に住む画家の卵、ビア(ローズ・バーン)と出会う。うさぎに優しいビアが次第にトーマスと仲よくなっていることに嫉妬したピーターは、トーマスを追い出そうといたずらを繰り返す。トーマスは発作的にダイナマイトを買い、ピーターの巣に放り込む。トーマスを悪者だと印象づけたいピーターが、トーマスの持っていた起爆装置のスイッチを押すと、大爆発によりピーターの巣の上にある大木が倒れ、ビアの家のアトリエを直撃。トーマスはうさぎの仕業だと説明するが、ビアはトーマスに愛想を尽かし、引っ越しを決意してしまう。トーマスが誤解されたまま、ビアが家を出て行ってしまうことに責任を感じたピーターは、ロンドンに戻って働いていたトーマスを呼び戻し、ビアとの誤解を解く。ピーターや動物たちは、ビアやトーマスと仲よく暮らすことになるのだった。

原作をよく知っているわけではないのだが、ピーターのいたずらぶりが度を超している。ピーター目線では、マグレガーおじさんが悪者ということになるのだが、マグレガーおじさんは自分の庭で自ら育てている野菜を守ろうとしている立場であり、実は他人の庭に不法侵入して略奪を繰り返すピーターの方が悪者。マクレガーおじさんは急死という悲劇に見舞われるが、ピーターたちはそれを喜びどんちゃん騒ぎ。新たにやってきたトーマスにも問答無用の攻撃。しかもこれがトラバサミや電気ショックなど、いたずらと呼ぶには内容が過剰でかわいげがない。
また、物語も、始めは悪役だったトーマスにピーターが同情するという少々複雑な展開。ヒューマンドラマならありだが、動物が主人公の作品にしては凝りすぎている。原作の世界観とは大いに異なる印象で、「ベイブ」よりは「テッド」に近いノリ。がっかりした人も多いように思えた。評価2にしようか迷ったが、映像の質は高かったので3にした。

【5段階評価】3

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