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2022年3月 2日 (水)

(2373) 劇場版おいしい給食 Final Battle

【監督】綾部真弥
【出演】市原隼人、武田玲奈、水野勝、佐藤大志
【制作】2020年、日本

テレビドラマ「おいしい給食」の映画化作品。給食を愛する教師と生徒が巻き起こす騒動を描いたコメディ。

食育を教育方針に掲げる常節中学の教師、甘利田幸男(市原隼人)は大の給食好き。彼は担任を受け持つ1年1組の生徒、神野ゴウ(佐藤大志)を勝手にライバル視し、どちらがよりおいしく給食を食べられるか競っていた。神野は1年生としては異例の生徒会長に立候補。生徒の提案を給食に反映するという給食改革を公約に掲げる。ところが常節市の方針により、常節中学の給食が廃止されることが決定。神野はショックを受け、立ち会い演説は中断となってしまう。甘利田は神野を放送室に連れて行き、神野の思いを述べさせる。神野は自分が給食を好きであること、好きな理由はみんなと同じ物を食べることで思いを共有できるからだ、と語り、多くの生徒や先生の感動を呼ぶ。
これを機に、市の教育委員会には給食廃止に反対する陳情書が殺到。教育委員会の鏑木優(直江喜一)は甘利田のしわざだと常節中学に怒鳴り込み、甘利田の転勤を言い渡す。
甘利田は常節中学を去ることになり、御園と生徒たちに拍手で感謝の意を伝えられた甘利田は涙する。甘利田の常節中学最後の日。給食が隔日となり、弁当持参となったその日、甘利田は神野にカップ麺をおごり、校庭で二人並んでそれをすするのだった。

素朴な給食を最大の賛辞でほめちぎり、満喫する甘利田の喜びは、「テルマエ・ロマエ」で日本文化に感動するルシウスに通じる物があった。完食後の余韻に浸る甘利田が、神野の独創的な給食の食べ方に驚愕し、ライバル心をたぎらせるという作品前半は、市原隼人の渾身の演技によるコメディが楽しい。そして後半にどっと感動が押し寄せる。給食でここまで泣けるのか、と作品の力に驚いた。「ROOKIES 卒業」の安仁屋恵壹(あにやけいいち)に匹敵する市原隼人のはまり役かもしれない。

【5段階評価】4

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