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2022年3月 6日 (日)

(2377) レッド・ドラゴン

【監督】ブレット・ラトナー
【出演】アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、エミリー・ワトソン
【制作】2002年、アメリカ、ドイツ

猟奇殺人犯を追う元FBI捜査官の死闘を描いた作品。「ハンニバル」の続編だが、話としては「羊たちの沈黙」の前日譚である。

医学者でありながら人肉を食らう猟奇殺人者でもあるハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)を逮捕したFBI捜査官のウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は、退職して妻と一人息子と静かに暮らしていた。そこに、FBI捜査官のクロフォード(ハーベイ・カイテル)が現れ、二つの家族が惨殺された連続殺人事件の犯人捜しへの協力をグレアムに求める。ウィルは妻のモリー(メアリー=ルイーズ・パーカー)の反対を押し切り、協力を決断。殺人犯の行動心理を追うため、無期懲役で収監されているレクターに面会し、彼の助言を得ながら犯人像に迫っていく。
殺人鬼は映像技師のフランシス・ダラハイド(レイフ・ファインズ)。彼は幼少の頃、祖母に虐待された過去を持ち、顔には口唇裂の手術痕と見られる傷を抱えていた。ダラハイドは、変身の象徴となるレッド・ドラゴンの入れ墨を背中に入れ、自信の持てない自分からの脱皮を図ろうとしているようであった。レクターは、自分宛に手紙を出してきたダラハイドにウィルの住所を教え、次の標的とするよう操る。レクターがダラハイドに送っている暗号を解読したFBIは、グレアムの家族を避難させる。ダラハイドは、盲目の女性リーバ(エミリー・ワトソン)と親密な関係を築き始めるが、一方で彼女を殺害しようという別人格との戦いに悩まされる。狂気が進行したダラハイドは、リーバを拉致して自室に連れ込み、部屋に火を放つと、彼女の目の前でショットガンを放つ。相手の顔が吹き飛んでいるのを手探りで察知したリーバは、火の海から逃げ出す。ウィルとクロフォードは現場に駆けつけるが、ダラハイドの屋敷は猛火に包まれ、大爆発を起こす。
ダラハイドが自殺し、ウィルは家族と自宅に戻るが、屋敷の焼死体はダラハイドではなく、彼の同僚だった。ダラハイドは殺害した同僚の顔をショットガンで吹き飛ばして自分が死んだとリーバに思わせ、屋敷から脱出。ウィル一家を皆殺しにしようとしていたのだ。ダラハイドはウィルの息子ジョシュ(タイラー・パトリック・ジョーンズ)を人質に取るが、ウィルは咄嗟に、ダラハイドが祖母に浴びせられていたような罵声を息子にあびせる。それを聞いたダラハイドは激昂してウィルに飛びかかる。ウィルは隠し持っていたナイフをダラハイドの脚に突き立て、息子を連れて別室に逃げ込む。ダラハイドは部屋のドアに突進してくるが、やがて気配を消す。そこに、異変に気づいてモリーがやってくる。ドアと床の隙間から、歩み寄るモリーの背後にダラハイドが現れたことを確認したウィルは、モリーに伏せるよう叫び、ダラハイドを銃撃。互いに撃ち合いになり、二人とも銃弾を受けて倒れるが、ウィルはモリーにダラハイドを撃つよう指示。モリーは必死でダラハイドにとどめを刺し、グレアム一家にようやく平穏が訪れる。
レクターの担当医、フレデリック・チルトン博士(アンソニー・ヒールド)は、一人の美人捜査官が面会に現れたことをレクターに告げる。レクターはチルトンに女性の名前を聞くのだった。

ハンニバル」の続編だと思って観ていたら、レクターの両手が健在なので、あれっと不思議になり、やがて、これはクラリスに会う前の話なのか、と気づく。「羊たちの沈黙」同様、迫力ある猟奇的な雰囲気を漂わせながら、捜査の手がダラハイドに伸びる展開に息をのむ。自殺したと思われたダラハイドが生きていたというミスリードも巧みで、自分もまんまと騙された。ダラハイドが捕らえたジョシュを傷一つつけずに人質に取っているというのは、ややお約束の流れではあったが。ラストシーンでは、クラリスがレクターを訪ねてきた場面を描き、「羊たちの沈黙」ファンをにやっとさせる。
「土曜洋画劇場」はエンドロールまでしっかり放送するので、好きな番組だ。

【5段階評価】4

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