(2362) スター・トレック
【監督】ロバート・ワイズ
【出演】ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、スティーブン・コリンズ
【制作】1979年、アメリカ
地球の危機を救う宇宙船の活躍を描いたSF作品。
高い攻撃力を持った巨大な星雲が地球に迫っていることが判明し、船長経験のあるカーク(ウィリアム・シャトナー)は、若いデッカー艦長を副官に降格させ、自ら船長となって宇宙船エンタープライズ号で捜査に乗り出す。カーク船長の指示のもと、エンタープライズ号はワープ航行に入るが、航路上の障害物に衝突する危機に見舞われる。デッカーはカーク船長の指示を拒否して自らの判断で危機を回避。カーク船長はデッカーが自分に張り合おうとしていると嘆くが、同僚のマッコイ(ディフォレスト・ケリー)は、張り合っているのはカークの方だとたしなめる。
エンタープライズ号にバルカン星人のスポックが搭乗。感情を捨て去ったスポックは、乗組員の歓迎をいなし、淡々と任務を全うする。やがてエンタープライズ号は謎の星雲に接近。エンタープライズ号は攻撃を受け、デッカーとかつて恋仲だったアイリーア(パーシス・カンバッタ)が捕らえられてしまう。彼女はアンドロイドとして再びエンタープライズに現れ、情報収集を開始。アンドロイドは人間を炭素体ユニットと呼び、自分を送り込んだのはビジャーで、自分を作り出したクリエイターを探しているのだと説明する。地球への攻撃開始を阻止するため、カーク船長はアンドロイドに、クリエイターの情報を提供するから攻撃をやめるよう交渉。カーク船長やデッカーらは、ビジャーのもとに向かう。そこには、地球がかつて宇宙に放った探査船ボイジャーがあった。ボイジャーが地球へのデータ送信を試みる過程で、クリエイターとの融合を求めるようになったのだった。アイリーアを失ったデッカーは、自らボイジャーと融合することを決心。カーク船長らはボイジャーに取り込まれるデッカーを見送ると、エンタープライズ号に戻るのだった。
「スター・ウォーズ」と並び称される古典的SF作品の第1作。「スター・ウォーズ」に比べると、派手なアクションシーンは控えめで、本作も「機械に命はあるか」「機械と人間は融合できるのか」といった深遠な主題が描かれている。
【5段階評価】3
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