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2021年2月23日 (火)

(2331) カイジ ファイナルゲーム

【監督】佐藤東弥
【出演】藤原竜也、福士蒼汰、吉田鋼太郎、関水渚、新田真剣佑、伊武雅刀
【制作】2020年、日本

福本伸行の漫画「カイジ」の劇場版。「カイジ2~人生奪回ゲーム~」から9年ぶりの続編で、漫画にはないオリジナル脚本になっている。

市街地のどこかに設置された塔の上のカードを奪い合う「バベルの塔」に勝利したカイジ(藤原竜也)は、現金ではなく、その裏にある人生を変えられるカードを選択。彼は、余命わずかな富豪、東郷滋(伊武雅刀)から、預金凍結と新通貨発行の策略を阻止する計画に加わる。カイジはまず、法案廃案のための買収資金を確保するため、にっくき帝愛グループの幹部、黒崎(吉田鋼太郎)と資金力を競う「最後の審判」に挑む。黒崎は派遣社員だったカイジの元雇用者で、カイジらをただ同然でこき使う男。カイジは敵意をむき出しにするが、黒崎は東郷が用意した資金を次々と取り込み、優勢に勝負を進める。100億円近い差を付けられたカイジ側は、10分の1の確率で生き残れるバンジージャンプ、「ドリームジャンプ」に挑むことにし、協力者の桐野加奈子(関水渚)と東郷の秘書、廣瀬湊(新田真剣佑)とともに、ドリームジャンプの生き残り番号を見抜いて、手元に残していた10億円を10倍にし、ぎりぎりで勝利する。
カイジは、新通貨発行政策を進めていた官僚の高倉浩介(福士蒼汰)を相手取り、廃案を賭けてゴールドジャンケンに挑み、勝利するが、高倉は廃案の約束を反故にする。しかし、それを読んでいたカイジは、買収した印刷局を通じて、預金を新通貨に変換しようと裏工作していた総理大臣(金田明夫)らの資金を現行紙幣のままにし、新通貨への変換をできなくし、廃案を勝ち取る。仲間と喜ぶカイジだったが、手にするはずだった東郷からの報酬を、ドリームジャンプに協力した遠藤(天海祐希)に横取りされてしまい、また底辺の生活に戻るのだった。

1作目は面白かったのだが、本作はちょっと話にとってつけたようなご都合主義が鼻についた。カイジを善玉にするための、銀行預金を凍結して新通貨を発行するという敵側の法案が、まずあまりにも荒唐無稽で漫画的(いや漫画が原作なんですけども)。メインゲームの「最後の審判」も、限定ジャンケンや17歩のようなゲームとしての面白さはなく、制作側の都合でどうとでもなる資金量の勝負なので、「最後の問題は得点が一万点です」みたいなクイズゲームみたいなもんで、どんなに主人公が金額差を付けられても全然緊迫感がない。そうなると、10分の1の確率に10億円を賭けて100億円にするというのも、100億円足りない状況の予定調和感が鼻につき、これは僅差で勝つんだな、とだいたい先が見えてしまう。ご丁寧に「SHUFFLE・RESET」とラベルが貼られたレトロな「シャッフル切断スイッチ」や、コイン一枚の重みで動く超精密巨大天秤も、漫画のようなギミックだし(いや原作は漫画なんですけども)、カイジは好きな漫画ではあるが、本作の物語は今ひとつだった。

【5段階評価】3

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