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2021年1月 7日 (木)

(2290) 劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

【監督】藤田陽一
【出演】杉田智和(声)、阪口大助(声)、釘宮理恵(声)、雪野五月(声)、島田敏(声)、磯部勉(声)
【制作】2013年、日本

空知英秋のSF時代劇ギャグ漫画「銀魂」が原作のアニメ作品。「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」の続編。

万事屋の坂田銀時(杉田智和)が、仲間の新八(阪口大助)と神楽(釘宮理恵)とともに映画館で仕事をしていると、映画館の予告でよく見る頭がビデオカメラの映画泥棒によく似た時間泥棒(山寺宏一)が現れ、銀時を5年後の世界に連れていく。そこは白詛(びゃくそ)と呼ばれるナノマシンによる病気の蔓延によって荒廃した世界で、銀時は死んだことになっていた。銀時は時間泥棒に付けられた道具により、周囲からは銀時とは気づかれない状態にされる。銀時は万事屋を継ぐ新八と神楽に再会し、自分の正体を隠して二人と行動をともにする。しかし白詛により視力が衰え、病床に伏していた志村妙(雪野五月)は、声で本物の銀時が戻ってきたと認識。やがて新八と神楽も銀時が本物だと気づく。
銀時は諸悪の根源である魘魅(えんみ)(磯部勉)を倒すため、新八と神楽に別れを告げ、単身で過去に戻るが、そこに新八や神楽、過去の仲間達が次々と現れ、銀時の戦いに協力。銀時は魘魅を倒す。歴史が変わったことで、過去に来た人々は次々と元の世界に戻り、銀時はいつものように、新八、神楽と万事屋を営むのだった。

本作は映画用のオリジナルストーリーなんだが、タイムスリップものの常として、つじつまがあってるんだかあってないんだかルールの臨界点が制作側任せで視聴者としては疑問を挟まず観るしかないのが残念。加えて「銀魂」をよく知らない人にとっては、作品の登場人物が次々に銀時のいる過去の世界に現れても、主人公との関係を知らないので感動がない。オリジナルストーリーを練った作品だとは思うのだが、「銀魂」ファンでない自分には残念ながら響かなかった。まあでも、銀魂の雰囲気を感じることはできる作品ではあった。

【5段階評価】2

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