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2020年12月28日 (月)

(2280) ねらわれた学園

【監督】中村亮介
【出演】渡辺麻友(声)、本城雄太郎(声)、花澤香菜(声)、小野大輔(声)
【制作】2012年、日本

中学2年生のクラスに現れた転校生が起こす謎の計画を巡るジュブナイル映画。眉村卓の小説が原作。

幼なじみで隣同士に住む中学2年生の関ケンジ(本城雄太郎)と涼浦ナツキ(渡辺麻友)のクラスに、京極リョウイチ(小野大輔)が転校してくる。クラスの委員長をしている春河カホリ(花澤香菜)はリョウイチに一目惚れする。実はリョウイチは月に住む未来人で、人の心を読む特殊能力を持っており、地球の環境破壊を食い止める可能性と、同じ能力を持つ人間を未来に連れ帰るため、過去の時代に来ていたのだ。リョウイチは特殊能力を持つ資質のある生徒達を次々と操り、操られた生徒会は学校を支配し始める。ナツキは生徒が支配されるシーンを目撃するが、リョウイチはナツキを口止め。ナツキは学校に来なくなるが、ケンジには心を開いていた。ケンジはナツキを励まし、ナツキは学校に来るようになる。ナツキはケンジのことが好きだったのだ。
実はケンジは、リョウイチを超えるほどの潜在能力の持ち主だったが、その力は封印されていた。リョウイチの計画を知ったケンジの祖父、関耕児(内田直哉)はケンジの能力を解放。ケンジは生徒会の裁判にかけられていたナツキを救い出す。リョウイチはケンジに立ち向かおうとするが、ケンジはあっけらかんと、明日休みだから海に行こう、とリョウイチを誘う。ケンジと対決するつもりだったリョウイチは拍子抜けしてしまう。
ケンジ、ナツキ、リョウイチ、カホリはともに海で過ごす。カホリと二人になったリョウイチは、月に帰ることになったとカホリに告げ、月に帰れば自分の記憶は消えるとカホリに告げる。カホリはリョウイチに抱きつき、好きだと告白するが、リョウイチはカホリを置いて去って行く。リョウイチは未来に帰ろうとするが、その場にいたケンジはリョウイチを引き戻すと、一緒にいたナツキに、また戻ると言ってリョウイチを未来の世界に送り届ける。ケンジが消えた瞬間、ナツキの中からケンジの記憶は消えてしまう。
ケンジとリョウイチのいない世界でナツキとカホリは暮らしていた。二人が転校生がやってくるという話をする。それはケンジだった。ケンジがナツキの携帯に電話をすると、ナツキの中にケンジの記憶が蘇る。ナツキは半分泣きながら、いつものようにケンジに「バカ」と返すのだった。

薬師丸ひろ子主演の1981年作品「ねらわれた学園」に比べると、超能力や生徒会による学校支配の流れは共通であるものの、二組の男女の恋愛に焦点が当てられている。また、1981年作品の後日譚の位置づけになっており、ケンジの祖父、耕児は1981年作品では主人公の同級生であることから、孫の世代の作品ということになる。
典型的ツンデレのナツキが、ケンジにキスをして気持ちを伝えるシーンはベタだが感動的。ラストはナツキからケンジの記憶が消えたところでエンドロールに入り、「なんだこの消化不良な終わり方」と思っていると、エンドロールの後のエピローグとして、ケンジが転校生としてナツキのもとに戻ってくるというハッピーエンド。これにはやられた。

【5段階評価】3

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