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2020年12月19日 (土)

(2271) 昼顔

【監督】ルイス・ブニュエル
【出演】カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ソレル、ジュヌビエーブ・パージュ、ミシェル・ピッコリ、ピエール・クレマンティ
【制作】1967年、フランス、イタリア

娼婦になった人妻の運命を描いた作品。

医者の夫ピエール(ジャン・ソレル)を持つセブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は裕福な暮らしをしていたが、夫と愛し合うことができずにいた。夢の中でセブリーヌはピエールと馬車に乗っているが、突如ピエールはセブリーヌを馬車から引きずり下ろし、御者に妻を犯させる。セブリーヌは夫に陵辱される夢を見る日々を送っているのだった。
彼女はピエールの友人ユッソン(ミシェル・ピッコリ)から娼婦宿の話を聞き、そこを訪ねて昼顔という名の娼婦になる。やがて麻薬商売に手を出している若者マルセル(ピエール・クレマンティ)に一方的に思いを寄せられ、さらにはユッソンにも娼婦をしていることがばれてしまい、娼婦をやめるが、マルセルはセブリーヌの家をつきとめ、セブリーヌの夫ピエールを銃撃。逃げたところを警官に射殺される。ピエールは全身麻痺となってしまう。
セブリーヌは退院したピエールを献身的に介護し、夢を見なくなったと夫に告げる。そこにユッソンが現れる。彼は、ピエールはセブリーヌに負い目を感じて苦しんでいるから、セブリーヌが娼婦をしていたことをピエールに告げる、とセブリーヌに言い、ピエールのいる部屋に入っていく。ユッソンが去り、セブリーヌが部屋に入ると、ピエールは涙を流していた。その顔を見て、なぜかセブリーヌは微笑む。彼女はピエールが元の体に戻る幻想を見ていた。馬車の走る音が聞こえてくる。馬車には誰も乗っていないのだった。

日本人には、上戸彩・斎藤工のドラマのほうになじみがあるだろうが、オリジナルはこちら。題材が売春であるだけにPG12指定だが、映像的などぎつさはない。現実と虚構が入り交じる展開は文学的。オープニングの妄想シーンでセブリーヌは夫と馬車に乗っており、ラストシーンでは誰も乗っていない同じ馬車が走り去るのだが、こういう難解な表現は好きではない。
ちなみにカトリーヌ・ドヌーブはいしだあゆみに似ていた。

【5段階評価】2

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