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2020年12月18日 (金)

(2270) PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星

【監督】マーク・アトキンス
【出演】リンジー・サリバン、ブランドン・オーレ、ステファニー・ベラン、
【制作】2016年、アメリカ

陸地が水没した地球で、鮫と戦いながら陸地を取り戻そうとする人々の奮闘を描いた動物パニック作品。

陸地が水没した地球で、海上にいかだを浮かべて暮らす人々が鮫に襲われる。ボートの船長バリック(ブランドン・オーレ)は、生き残った少女ビー(ローレン・ジョセフ)を救出。女性科学者のショー(リンジー・サリバン)やニコルス(ステファニー・ベラン)らは、レーザービームを使って海底火山を噴火させ、鮫を倒すが、巨大な母ザメは生き残る。母ザメは電波の交信で群れを統率していることを突き止めたショーとニコルスは、母ザメの電気を使って地球温暖化を止めるロケットを発射させるが、ショーは母ザメの犠牲となる。6ヶ月御、生き残ったバリック、ニコルス、ビーは、自由の女神やニューヨークの高層ビル群が海上に現れるのを見て喜ぶのだった。

オープニングで海上集落が鮫の大群に襲われるシーンは、明らかにCGな鮫が、海に落ちる人と微妙に重なって空中を飛ぶという、できの悪いレーザーディスクのゲームのような映像。これがこのまま続くのかとげんなりしていたら、それ以降は多少ましだった。・・・いや、違う。最初に思いっきりしょぼいのを出すと、それ以降のCGのショボさに目が慣れ、それなりに見ることができてしまっているだけだった。
これどうみても浅瀬ですよね、というようなところで撮影し、鮫やロケット、大破するボートなどはことごとくCGという低予算ぶり。近未来なのにあえてブラウン管モニタや初代iMacを使っているのは、ジャンク品を使っただけなのか、あえて時代の匿名性を狙ったのか。意外と巧みかもしれない。ただ、もっともらしい科学的な方法で鮫を退治したり地球温暖化を止めたりするのだが、その理屈は皆目分からなかった。
B級映画と斬ってしまえばそれまでだが、完全にばかばかしいわけではなく、それなりに鑑賞に堪えられる作品だった。

【5段階評価】3

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