(2250) ユリシーズ
【監督】マリオ・カメリーニ
【出演】カーク・ダグラス、シルバーナ・マンガーノ、アンソニー・クイン、ロッサナ・ポデスタ
【制作】1954年、イタリア
トロイ戦争の英雄の冒険譚を描いたアクションファンタジー作品。
トロイ戦争を率いた古代ギリシャの英雄ユリシーズ(カーク・ダグラス)は、ポセイドンの像を倒したために神の怒りを買い、乗っていた船が大嵐に遭う。ユリシーズの妻ペネロペ(シルバーナ・マンガーノ)はユリシーズが帰らないことを予感していた。しかしユリシーズは生きており、記憶を失って、とある浜に打ち上げられていた。土地の王女ナウシカア(ロッサナ・ポデスタ)はユリシーズの強さに惹かれ、王のアルチノオ(ジャック・デュメニル)は娘を結婚させることを決めるが、ユリシーズは次第に記憶を取り戻す。ユリシーズは船が大嵐に巻き込まれたため、積んでいた財宝を海に投げ捨て、仲間とともに島に流れ着く。一行は食料を探して一つ目の巨人ポリュペモスの住む洞穴にたどり着く。ユリシーズは仲間を指揮してポリュペモスをワインで酔わせ、その目を杭で突いて脱出に成功。海で歌を歌うセイレーンの呪いもすり抜け、別の島にたどり着く。そこにはペネロペとそっくりの魔女チルチェ(シルバーナ・マンガーノ、二役)がおり、ユリシーズは魔女の虜になってしまう。仲間達はユリシーズを置いて島を抜け出そうとするが、船は嵐に巻き込まれてしまう。ユリシーズは永遠の命を授けるという魔女の誘いに乗らず、島を逃げ出し、ナウシカアのいる島に流れ着いたのだった。ユリシーズはナウシカアを置いてペネロペの元に戻る。ペネロペを狙う勇者アンチノオ(アンソニー・クイン)は、競技会に勝利することでペネロペを妻にしようとするが、ユリシーズは物乞いに扮して競技会に参加し、見事に勝利。正体を明かしてペネロペと再び抱き合うのだった。
ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を映画化した作品。一つ目の巨人や嵐に揉まれるミニチュアの船など、特撮は微笑ましい。登場する女優の美しさには目を見張るものがあった。
【5段階評価】2
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