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2020年11月19日 (木)

(2241) 愛の果実

【監督】金田敬
【出演】嘉門洋子、吉岡睦雄、河合龍之介、サヘル・ローズ
【制作】2014年、日本

借金のカタに貸主に預けられた女性の人生の選択を描いた作品。

江戸川東高校の同級生だった真理子(嘉門洋子)と孝治(吉岡睦雄)は結婚し、クリーニング店を営むが、経営は厳しく、孝治はIT長者になった同級生の安西(河合龍之介)に5,000万円の借金を頼み込む。安西は、3ヶ月の間、真理子を預けることを借金の条件とする。孝治はしぶしぶそれを承諾する。
安西に抱かれることを覚悟する真理子だったが、安西は終始紳士的で、大金持ちの割に、カラオケのドリンクバーのソフトドリンクを混ぜるとうまいとか、お好み焼き屋で食事をするなど、素朴な一面を見せる。真理子は自ら安西とラブホテルに泊まり、関係を持つ。真理子は幸せは一つしかない自分を好きになれずにいたが、幸せはいろいろあると考えるようになる。真理子は安西と暮らす道を選びかけるが、孝治が人生を賭けて借金を返済しているのを見て心が揺れる。そして安西の秘書(サヘル・ローズ)が安西を一途に思っていることを知り、真理子は孝治を選ぶことを決意する。真理子は孝治のいるクリーニング店に戻り、孝治に口づけをするのだった。

嘉門洋子の体当たり作品ということで、ベッドシーンが売りの作品。映像的な魅力はさほどないものの、傘で行き先を決める運試しや、秘書が毎日用意する鯛焼きのエピソードなど、味付けもあったりして、そこそこ楽しめる作品だった。

【5段階評価】2

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