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2020年11月14日 (土)

(2236) リバー・ランズ・スルー・イット

【監督】ロバート・レッドフォード
【出演】クレイグ・シェイファー、ブラッド・ピット、エミリー・ロイド、トム・スケリット
【制作】1992年、アメリカ

アメリカモンタナ州で育った青年の、家族や恋人との交流を描いた作品。

厳格な牧師(トム・スケリット)を父に持つノーマン・マクリーン(クレイグ・シェイファー)は、故郷モンタナを離れて大学で学び、教職に応募して故郷に戻る。地元の新聞記者でフライフィッシングの得意な弟のポール(ブラッド・ピット)は型破りな性格で、ネイティブアメリカン禁止のレストランにネイティブアメリカンの彼女を連れて店に行ったり、ギャンブルにも手を染めているようだった。彼女の人種ををからかった相手を殴って相手の歯を折り、警察に捕まったこともあった。ノーマンとポールは一度殴り合いの喧嘩をしたことがあるが、その後は大げんかするでもなく、微妙な関係を続けていた。
ノーマンはパーティで見かけた美しい女性ジェシー・バーンズ(エミリー・ロイド)に興味を持ち、デートを重ねる。ジェシーの兄(スティーブン・シェレン)とは馬が合わず、それを見透かしたジェシーは一度、ノーマンには面白みがないと冷ややかな評価を下す。しかし、ノーマンからシカゴの教師の職に合格した報せを聞いたとき、ノーマンから君と離れたくないと告げられ、嬉しそうに彼に抱きつく。ノーマンの朗報には父親と母親(エディ・マックラーグ)も喜び、兄弟と父親は久しぶりに三人でフライフィッシングに出かける。ポールはそこで川を流されながらも素晴らしい大物を釣り上げ、ノーマンも父親も心からそれを喜ぶ。
しかし、ポールは、ある晩、何者かに殴り殺され、生涯を閉じてしまう。父親はポールのことを心に刻んで教会で説教を続け、やがて亡くなる。老いたノーマンはしわの寄った指で疑似餌をつけ、故郷でフライフィッシングをするのだった。

若い頃にやんちゃな弟を亡くした老人が、後に妻となる女性との出会いや、弟との交流を回想する内容の作品。序盤は何が起きるんだろうか、と思い、終盤ではポールは川に飲まれたりギャンブルのいざこざで死ぬんだろうか、と予感したりしながら、何も起きないと思った頃に突然やはり死ぬ。涙の感動作品というわけではなく、物静かに淡々と描いている。ノーマンは決して弟の性格や危なっかしい生き方に賛同できなかったが、芸術的な彼の川釣りには、完成された美しさを認めていた。川釣りのシーンや、ブラッド・ピットの演技は確かに美しかった。

【5段階評価】3

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