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2020年11月 8日 (日)

(2230) サウスポー

【監督】アントワーン・フークア
【出演】ジェイク・ギレンホール、フォレスト・ウィテカー、レイチェル・マクアダムス、ウーナ・ローレンス
【制作】2015年、アメリカ、中国

妻を失ったボクサーの復活劇を描いたボクシング映画。

相手の攻撃を受けながらそれを上回る攻撃で勝つスタイルのボクサー、ビリー・"ザ・グレート"・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、愛する妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)と出席したチャリティ・パーティからの帰り、新進気鋭の若手ミゲル・"マジック"・エスコバル(ミゲル・ゴメス)の挑発に乗って喧嘩になる。そのとき一発の銃声が響き渡る。誰が撃ったのかは不明だったが、弾はモーリーンに当たり、必死で介抱しようとするビリーの腕の中で命を落とす。
意気消沈したビリーは、生活費を稼ぐために試合に挑むが、全く勝負にならず惨敗。さらに止めに入ったレフェリーを攻撃してしまい、プロとしての地位を追われてしまう。自暴自棄になったビリーは、飲酒をしたまま車を自宅の木に追突させ、怪我をする。裁判所はビリーの凶暴性と生活力の両面から、娘レイラ(ウーナ・ローレンス)の養育義務を果たせないと判断され、レイラは施設に入れられてしまう。
ビリーはレイラを取り戻すため、名コーチのティック・ウィルズ(フォレスト・ウィテカー)のジムに入り、彼の指導を受ける。ティックはビリーの防御力を徹底的に鍛え上げる。
かつてビリーに付いていたプロモーターのジョーダン(カーティス・"50セント"・ジャクソン)が、現チャンピオンになったミゲルとのマッチメイクの話を持ちかける。ビリーはティックにコーチを依頼。悩むティックだったが、教え子の一人が父親の暴力により亡くなったことを契機に、娘との生活を取り戻そうとしているビリーへの協力を決意。ティックは、右利きのスタンスからサウスポーに変化する秘密兵器をビリーに伝授する。
ラスベガスの試合当日。ビリーの更生が認められ、父親に会えるようになったレイラもラスベガスに向かい、控え室でテレビ越しに父を応援する。ビリーは怒りを抑え、自分を守ることを重視してミゲルに挑むが、パワーとテクニックを併せ持つミゲルのスピードに圧倒され、苦戦。早々に左目の上を切って出血する。ティックは的確な指示を与え続け、ビリーは肩で目を守るLの字ガードでカウンターを狙い、徐々に優位に立つ。最終ラウンド手前の第11ラウンドで、焦るミゲルはモーリーンの名前を出してビリーを挑発。ビリーは我を忘れて怒りを露わにする。ゴングが鳴っても興奮が収まらないビリーだったが、ティックの言葉で冷静さを取り戻し、最終ラウンドで秘密兵器の左腕のアッパーカットでミゲルからダウンを奪う。ミゲルがカウント8で立ち上がったところでゴングが鳴り、試合終了。判定でビリーが勝利。チャンピオンに返り咲く。選手控え室でビリーはチャンピオンベルトをティックに手渡し、彼への謝意を示す。そこにレイラが現れ、ビリーと抱きしめ合うのだった。

亡くなった妻、愛する娘のために戦う姿が感動的。ジェイク・ギレンホールの鍛え上げた肉体も素晴らしい。ただ、タイトルにもなっているサウスポーの一撃は、クライマックスの最も盛り上がる部分だった割に、なんだかあっさりしていて今ひとつ迫力にかけており、物足りなかった。ベタな展開と言えばそれまでだが、映像の迫力、試合のシーンのカメラワークなどは見応えがあり、秀作であることは間違いない。

【5段階評価】4

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