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2020年11月26日 (木)

(2248) 昼下りの情事

【監督】ビリー・ワイルダー
【出演】オードリー・ヘップバーン、ゲーリー・クーパー、モーリス・シュバリエ、バン・トゥード、ジョン・マッギーバー
【制作】1957年、アメリカ

大富豪と私立探偵の娘との恋の行方を描いたラブコメディ。

パリの私立探偵クロード・シャバス(モーリス・シュバリエ)は、女好きの大富豪フランク・フラナガン(ゲーリー・クーパー)の浮気調査をしていた。依頼主の男性(ジョン・マッギーバー)の妻はフラナガンと密会しており、その報告を受けた男性はフラナガンを銃で撃つと宣言して事務所を去る。その様子を聞いていたシャバスの娘アリアンヌ(オードリー・ヘップバーン)は、大富豪への興味もあり、密会の場所になっているリッツホテルの14号室にバルコニーから入り込み、フラナガンに警告。フラナガンは男性の妻をバルコニーから逃がし、アリアンヌと会っている振りをして、銃を持って部屋に押し入ってきた男性の目をごまかす。フラナガンはアリアンヌに興味を示し、次の日の午後4時に待っていると告げる。アリアンヌは迷いながらも、素性を伏せて彼に会いに行く。
自由恋愛主義のフラナガンが、恋が初めての女性は重荷だと言ったことから、アリアンヌは自分にもたくさんの恋人がいると嘘をつく。フラナガンは彼女の嘘を真に受け、初めて嫉妬する。すっかり翻弄されたフラナガンは、とうとうシャバスに調査依頼に来る。シャバスはフラナガンから話を聞き、相手の女性が自分の娘だと気づく。翌日、シャバスはフラナガンに真相を告げ、娘を自由にしてやってほしいと告げる。それを聞いたフラナガンは、アリアンヌと離れることを決意。ニース行きの列車に乗る。見送りに来たアリアンヌは、動き出した列車の横で、自分にはたくさん恋人がいるから寂しくないと強がりを言い続ける。それを聞いたフラナガンはたまらずアリアンヌを抱き寄せて列車に乗せ、抱きしめる。二人は結ばれ、結婚するのだった。

「情事」という言葉から、どろどろしたメロドラマなのかと思ったら、年上の男性に憧れる少女の純愛映画だった。初めて恋した相手が初老の男性だった少女と、恋愛ゲームに手慣れているはずが見え透いた少女の嘘すら見抜けない男性。恋は盲目という言葉を映画化したような作品。
公開当時、ゲーリー・クーパー56歳、オードリー・ヘップバーン18歳。恋愛に年齢は関係ないというものの、38歳差の両俳優で撮られた本作は、男の妄想だけで創り上げた作品にいたいけな少女が巻き込まれている、としか受け取れず、浮気性の初老の男と、その男を初恋の相手に選んだ少女の間に、永遠の幸せが訪れるとはとても思えないのだった。

【5段階評価】3

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