(2247) Dr.パルナサスの鏡
【監督】テリー・ギリアム
【出演】ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド
【制作】2009年、イギリス、カナダ
幻想的な世界で娘のために戦う老人の奮闘を描いたダークファンタジー。
パルナサス博士(クリストファー・プラマー)と娘のバレンティナ(リリー・コール)、バレンティナに恋するアントン(アンドリュー・ガーフィールド)、小人症のパーシー(バーン・J・トロイヤー)は、鏡の奥に客を導くという見世物をする演芸一座。ある日、アントンらは、橋の下で首を吊っている男(ヒース・レジャー)を見つけて救出。彼も演芸の客寄せをするようになる。しかし、善人と思われたその男は、子どもの臓器売買に手を染める悪人トニー・シェパードだった。
かつてパルナサス博士は、ライバルのMr.ニック(トム・ウェイツ)との勝負に勝ち、不老不死の体を得ていたが、その体に苦しんでもいた。彼は若さを手に入れるため、16歳になったら娘を悪魔に譲り渡すという契約を交わしていた。博士は娘を取り戻すため、Mr.ニックと、どちらが先に5人を鏡の世界に誘い込むか勝負する。博士の味方として鏡の世界に入ったトニーは、悪人であるという正体がアントンにばれてしまう。トニーは逃走するが、博士がトニーを倒す。現実世界に戻った博士は、バレンティナがアントンと可愛い娘とともに幸せそうに暮らしているのを見届け、満足そうに微笑むのだった。
絵本の世界を実写化したような「チャーリーとチョコレート工場」に似た雰囲気の作品。ストーリーはやや難解で、何が起きているかよく分からず、取り残されてしまいがちだった。ベッキーと藤田ニコルを足して2で割ったようなリリー・コールが魅力的。可愛らしい少女を演じているが、身長は180cm近いスーパーモデル。トニー役のヒース・レジャーが撮影期間中に亡くなり、鏡の向こうの世界のトニーを、ジョニー・デップやジュード・ロウ、コリン・ファレルといった名優が演じている。
【5段階評価】3
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