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2020年10月12日 (月)

(2203) スパニッシュ・プリズナー

【監督】デビッド・マメット
【出演】キャンベル・スコット、スティーブ・マーティン、レベッカ・ピジョン、フェリシティ・ハフマン、リッキー・ジェイ
【制作】1997年、アメリカ

用意周到な詐欺集団に狙われた会社員の運命を描いたサスペンス作品。

会社員のジョー・ロス(キャンベル・スコット)は、会社に莫大な利益をもたらす「プロセス」を発明。社長のクライン(ベン・ギャザラ)とともにカリブのリゾート地で株主に概要を説明。社長はジョーに秘密を漏らさないよう告げる。ジョーはホテルのテニスコートでジミー・デル(スティーブ・マーティン)という富豪と知り合いになる。ジミーは、エマ・ダシルバというテニス選手の妹がいると話し、ジョーに、ニューヨークで妹と三人で食事を取ろうと約束し、妹に渡してくれと包装された本を託す。中味がボロボロの本だったため、ジョーは本屋できれいな状態の同じ本を探し、それを妹が泊まっているというホテルの従業員に託す。「プロセス」を記したノートは、オフィスの金庫に保管する。
ところが、数々のすれ違いでジョーはいつまでもジミーの妹には会えない。妹へのプレゼントを携えてホテルに向かったジョーは、エマ・ダシルバという女性が老婆であることを知る。ジミーが詐欺師であることに気づいたジョーは、カリブで偶然出会ったFBI女性捜査官のマキューン(フェリシティ・ハフマン)に連絡。彼女はジミーを追っていた。ジョーはジミーの要求に従った振りをして「プロセス」のノートを手に彼に会うことになり、マキューンらはジョーに盗聴マイクをつけ、ジョーを待ち合わせ場所に送り出す。しかしいつまで待ってもジミーは現れない。不審に思ったジョーが改めて彼女に電話を入れるが繋がらない。電話帳でFBIを調べて電話をするが、マキューンは男性だった。あわてて「プロセス」のノートを確認するが、中味は全て白紙。マキューンらにすり替えられていたのだった。彼は警察に捜査されるが、状況証拠は、彼が会社の秘密を売却して大金を得て、ノートが盗まれたと狂言の供述をしていることを示していた。ジョーは、カリブで一緒だった弁護士のジョージ・ラング(リッキー・ジェイ)に連絡をとり、彼の家に向かうが、ジョージはジョーの持ち物のナイフを胸に刺されて死んでいた。途方に暮れたジョーは、彼に言い寄っていたスーザン(レベッカ・ピジョン)の家に向かう。スーザンはジョーの無罪を信じ、彼に協力するが、彼女もまた、ジミーやマキューンを名乗る女性らとグルだった。ジョーは、日本人観光客2名しか乗っていない船の中でジミーとスーザンに追い詰められる。ジミーは自殺に見せかけてジョーを殺そうとしており、手には拳銃が握られていた。ジョーはなすすべなく甲板に出て、日本人観光客の男性に助けを求めるが、男性はなぜかジョーの襟に盗聴マイクをつけ、「プロセスのありかを聞き出せ」と命じて立ち去る。ジョーに歩み寄るジミーが、ジョーの求めに応じてプロセスのありかを話し、おもむろに拳銃をジョーに向けると、座席にいた日本人観光客とおぼしき女性がやおらライフルを構え、ジミーに発砲。ジミーはあえなく倒れる。ライフルはスタンガンで、日本人観光客に見えた二人は、連邦執行官だった。連邦執行官は、社長のクラインが、ジョーを犯人に仕立て上げ、利益を独占しようとしていたのだと告げる。昏倒したジミーはUSマーシャルの車両に運び込まれ、スーザンも逮捕される。ジョーは、事件の全容を把握しかねるように立ち尽くすのだった。

ジョーの周囲にいる人ほぼ全員がジョーを騙しにかかっていたという壮大な詐欺事件。社長がそこまでする必要があったのかとか、細かいつっこみはいろいろあるが、物語としてはよくできていた。ただ、用いられている楽曲が今ひとつ地味で物足りなかった。1997年と言えば、「タイタニック」や「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」、「メン・イン・ブラック」などのそうそうたる作品が制作された年であり、それに比べると10~20年ぐらい古い作品のよう。話としては面白かったのだが、作品全体の評価としてはからい点数にならざるを得なかった。

【5段階評価】3

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