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2020年9月 9日 (水)

(2170) ペイルライダー

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】クリント・イーストウッド、マイケル・モリアーティ、シドニー・ペニー、キャリー・スノッドグレス、ジョン・ラッセル
【制作】1985年、アメリカ

強欲な商人から村を守る牧師の活躍を描いた西部劇。

金鉱掘りのハル(マイケル・モリアーティ)のいる集落を、馬に乗った集団が襲い、去って行く。集団は豪商ラフッド(リチャード・ダイサート)の手下で、ハルたちを立ち退かせようと嫌がらせをしているのだった。ハルは彼らの攻撃にめげず、街に出て買物を始めるが、またラフッドの五人の手下に囲まれ、暴行を受ける。そこに一人の男(クリント・イーストウッド)が現れ、五人を木の棒であっという間にやっつける。ハルは男を家に招く。ハルは夫を失ったサラ・ウィーラー(キャリー・スノッドグレス)とその娘メーガン(シドニー・ペニー)と三人で暮らしていた。サラは殺し屋のような男を家に置くことに反対するが、男は牧師だった。信心深いメーガンは牧師に強く憧れ、一目惚れする。
牧師が目の上のたんこぶとなったラフッドは、牧師を呼んで買収工作に出るが、牧師はそれには乗らず、立ち退き料として一人1,000ドル払うという条件を提示する。牧師はそれを集落に持ち帰るが、ハルは自分たちの思い入れのある集落を手放したくない、と集落の人々を説得。交渉は決裂し、牧師はそれをラフッドの息子ジョシュ(クリストファー・ペン)に伝える。
ラフッドは、買収して味方に付けている悪徳保安官のストックバーン(ジョン・ラッセル)を呼び寄せる。 ストックバーンは、ハルのいる集落で巨大な金塊を掘り当て、街で酔った勢いでラフッドを挑発していたスパイダー(ダグ・マクグラス)を連れてきた手下と共に滅多撃ちにして殺害。その場にいたスパイダーの息子に、明日、牧師に街に来るよう伝言する。
牧師は銀行の金庫に預けていた拳銃を取り出し、街に向かうと、ストックバーンの一味を一人ずつ葬り去り、最後はストックバーンを撃ち殺す。彼は馬に乗って走り去っていく。牧師を追って街にやってきたメーガンは、姿の見えなくなった牧師に向かって、愛と感謝の言葉を叫ぶのだった。

西部劇は積極的に観ないのだが、本作はクリント・イーストウッド監督なので鑑賞。期待に違わず面白い作品だった。最もクライマックスのストックバーン一味との戦いは、映画の主人公特別ルール(すぐに囲まれて殺されない、早撃ちで絶対負けない)に守られて主人公の圧勝で、そこはちょっとずるかった。最後のシーンはまんま「シェーン」。勧善懲悪の完全な娯楽作品。ちなみにタイトルにもなっている「ペイルライダー」とは死を司る騎士のことで、青白い顔の馬乗りということではないらしい。

【5段階評価】3

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